甲斐犬ジロー通信
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2011年01月27日(木) さよなら、さよなら。




みなさん、あっしはおわかれを迎えました。

今まで楽しい日々をありがとうございました。

あっしのこと気にかけてくださり、可愛がっていただき

ほんとうにありがとうございました。

あっしもせいいっぱい楽しませてもらいましたよ。

もうこの辺で、おいとまさせていただこうと決めました。

お世話になりました。

こころから、、、お礼もうしあげます。

ほな、さいなら。。。また会う日まで


甲斐犬ジロー   享年15才8ヵ月 (1月12日没)










2011年1月12日の夕方、ジローは旅立ちました。
15才8ヵ月という天寿を全うし、死に際を誰にも見せたくなかったかのように独りで逝ってしまいました。

「あっしはもう充分生きさせていただきました。そろそろこの辺でお暇させて頂きます」

きっとそう言い残したのだと思います。
穏やかな顔して凛とした風貌で、まるでパトラッシュとネロが天使に導かれ
お爺さんとお母さんのいる天に昇る場面を観ているような荘厳な旅立ちでした。

ジローは店番犬という看板を背負っておりましたが、老いても仕事を全うしようと、ほとんど寝ない犬でした。
それが体に響いたのではないかと気になりますが、最期の一年は時間を取り戻すかのように、気持ち良さそうに眠りこける姿を良く見ました。
一代一主のといわれる甲斐犬なのに、飼い主が三回も変わって、計り知れない苦労をしてきたと思うのに、穏やかな性格で、人の心を良く理解する子でした。
利口で大人の犬だったと、今になり存在感の大きさに感慨深く、愛しく胸いっぱいになってきます。
沢山の想い出を残してくれて、沢山の出会いを作ってくれて、介護までさせてくれて、律儀に恩返しまでしてくれて飼い主冥利につきます。

14日にはあちらの世界に行って、困らない様に肉や魚を沢山持たせてやりました。
今はお骨になって帰り、朝晩ジロ父からお経をあげてもらっています。


闘病中に皆様から沢山の励ましの言葉を頂き、気にかけて下さいましたこと
ジローにも充分伝わっておりました。
ジローに成り代わりお礼申しあげます。
ジローを可愛がって下さった皆様、7年と8ヵ月のお付き合いをして下さり
心より感謝申し上げます。

ありがとう、ありがとうございました。




2011年01月04日(火) 新しい年



今年も宜しくお付き合いのほど、お願いいたします。


今年のお節はお重にも収められない惨状で、適当なお皿に大盛り付けです。


いつも思うのですが、野菜のお煮しめがバカでかい。
他所の家のお野菜は品が良く美しく切り揃えているのに実家の母は

「新年は大きく行く!」

という信念を持っていたので、椎茸も特大サイズ、筍も人参も何処の家より
大きかったのです。
姉もそれを引き継いで、まぁ〜デカイ!



ジロ母担当の焼き豚、卵焼き、昆布巻き、味噌松風、ごぼうの春菊詰め



姉が作る定番の鯛サラダ
今年は体調の悪さが露呈、、、鯛が変形気味に出来上がりましたが一番人気です。



粟麩の田楽、栗の渋煮も姉が作り



煮物やマリネ、お刺身が続き、13名で賑やかな新年会が続きました。
ジローは不思議なのですが、人が沢山いる場所では良く寝てくれます。
一度も愚図らず、良い子にしていたので居るのか居ないのか分らないほどです。


翌日


89才9ヵ月の母と2才8ヵ月のひ孫が妙に盛り上がり、年齢に関係なく
通じ合える事を証明する楽しいひと時でした。

こうして年の始めのイベントが滞りなく終わり、長男家族も札幌に帰り、やっと静かなお正月を過ごしています。
しかし、ジローの衰えも目立ってきて、ジロ母は傍で見守る時間と介護に専念するために出来る限りジローをひとりにしないようにしています。
ジローが安心出来るように傍に居てあげたいと思いますので、日記更新は暫くお休みさせて頂きたいと思います。
ネットから暫し離れるので、BBSへのお返事も出来かねますこと、お許し願いたくお願い申しあげます。


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