日々の戯言置き場。
**ユリ**



 痴漢騒ぎ?

今日病院帰りに電車に乗っていたら
私の後に立ってた女の人が、
「手でお尻触るのやめてください!」
って隣の男の人にいってた。
痴漢か?と思ったのもつかの間男の人は
「両手でカバン持っててどうやって
触れるというんだ!!!!」と、切れた!
男の人の勢いは止まらず、
「今まであんたのような女のせいで、
痴漢扱いされて人生めちゃくちゃに
された男のいるんだぞ!!!
人権問題だ!告訴してやる!
住所と名前と生年月日教えろ!!
次の駅で降りろ!話しつけてやる」
と、凄い剣幕。混んでる電車の中だったから
多くの人が、その声に反応してじろじろ見てたけど
すぐに、目を伏せて我関せずの顔。
もちろん、私も。
すると、私の隣にたってた人が見かねて
「まぁまぁ、そんな大きな声で言わなくても。
脅しじゃないですか。落ち着きましょうよ」
と、間に入った。男の人は相変わらず
凄い怒ってまくし立ててるけど、女の人は
寝たふりをして、知らん顔してる様子。
ずっとおじさんが叫んでて、結局
そのおじさんととめに入った人は自分の降りたい駅で
降りることが出来なかった。
とめに入った男の人は、
「あなた達が二人近くにいると、ややこしくなるから、
あなたはちょっと離れた方がいいよ」といって
女の人を離した。女の人は何もいわず逃げるように
奥に入っていった。
そしたら怒鳴ってたおじさんの怒りの矛先は
とめに入った人にいって、とめに入った人は
「すみません、ごめんなさい。
でも、これがよかったんですよ」
と笑いながらいってた。

何か凄い人だなぁ、と思った。とめに入った人が。
だって自分も口出ししなければ電車を降り損ねることは
なかったんだし。謝ることもなかったんだし。
っていうか正義感のある人が損してるよ、と思った。
私は触らないでっていった女の人が何かやだった。
だって、勘違いだったら、「勘違いでした」っていえばいいし
本当に触られてたんだったら、「あなたじゃないかもしれないけど
本当に触られたんだ」っていえばよかったのでは。
なんか、とめに入ってくれた男の人を置き去りにして
自分だけさっさと逃げてしまう態度が凄い嫌だった。
結構おばさんだったけど。
あと、叫ぶおじさんもどうかしてる。
やってないことをやってないっていえたのはいいけど
怒りすぎ。とめに入ってくれた人怒る事ないし。

まぁ、近くで黙ってみてた私が言う権利ないかもね。

2003年10月30日(木)



 胃が痛い。

胃痛がまだ続いている。
バイトいけない。
よかったー日本に帰ってからで。
この胃痛がトルコにいる間に発生してたら
楽しむもんも楽しめないよ。

2003年10月05日(日)



 振り返ってみて。

今回のたびは、本当におもしろかった。
トルコってあんまり日本人いないし。
日本人いても、若い子はまずいない。
旅なれた夫婦が多い。
トルコの人は日本人に親しみを持ってくれている…
のかな。でも、彼らの接し方が逆に
日本人の私にとって親しみを感じさせてくれたと思う。
とてもフレンドリーだったので。

また、旅のパートナーがぽん子だったのは
意外といわれる。
ぽん子は小学生からの友達で
めっちゃ仲よかったけど最近めっきり
会わなくなっていたし、連絡もほとんどとってないから。
全く不安が無かったわけではないけど、
すぐにそれは消えた。
彼女のテンションと私のテンションがずっと一緒だったから。
行動する時はいつもどっか触れてる。
(肩組んでたり手をつないでいたり)
だからよくトルコの人に「レズ?」といわれていた。
レズなのかもしれん。
だって他の女の子の友達とそんな風に密着して
移動することはまず無いから。
そんで、下世話なことでも彼女には言えるし、
彼女も言ってくる。別に二人の間ではそれが普通の会話。
ツアーのおばさんが、「私の娘も友達づきあいでは
そんな風なのかしら…」なんて心配していたけど、
大丈夫!!そんな事ないよ。
うちらみたいなのはまれだし、私も彼女としか
そういう会話はしていないので。
そして、彼女はとてもありがたいことに
とても素晴らしい鳥瞰図の能力を持っている。
方向音痴の私には無いことで
彼女が知らない道を歩くとぐいぐい引っ張っていってくれる。
大変ありがたい。

とにかくこのたびでぽん子との友情を深められ、
またトルコに対して親近感を持った。
とてもいい人が多いので、ぜひぜひ
一度も旅行にいった事ない人はトルコを勧めます。
確かに飛行距離が長いので飛行機苦手な人には向いてないかも?
でも、着いたらパラダイスです。

2003年10月04日(土)



 夢心地のマレーシア。

飛行機で着いた先はマレーシア。
ついたとたん日本の夏のようなムァっとした
空気が皮膚にまとわりついてきた。
あぁもうトルコじゃないんだ…。
マレーシアで半日観光が予定されている。
でも、機内であまり眠れなかったり、
胃腸の調子がよろしくない私はしんどい一日を過ごす。
バスでの移動中、爆睡。
レイクガーデンについたことに気がつかず爆睡。
目がさめたときには車内には誰もいなかった。
一人置いていかれた。
ぽん子が戻ってから聞いたが、到着してから
ぽん子は私を揺さぶってくれたが起きないので
ぽん子が考えうるあらゆる手段を使って
起こすように試みた。(その手段はちょっと
卑猥なので申し上げられません)
けれども目を覚まさずよだれをたらしている始末なので
放置した、とのこと。

午前中の観光は私は本当にバスの中で寝てばっかりで
唯一起きたのが免税店。
でも、お金もあんまりないし欲しいものも無くて
何も買わずに出てきた。

お昼ご飯は飲茶でなかなか美味。満悦。

そしてご飯の後はホテルに戻り、自由時間。
また夜機内で眠れないといけないので
みんなは大事を取って睡眠に充てるとか。
でも、なぜか自由時間は燃えてしまう…。
さっきはめちゃくちゃ眠くて夢心地だったはずが
自由時間になると、眠気も吹っ飛んだ。
ホテルの周りが栄えていていろんなお店が並んでいる。
もちろん私とぽん子は外に繰り出していった。

女の子向けのお店ではニモの大きな縫ぐるみが売られていた。
マレーシアで人気があるんだとか。

他にマレーシアのタワレコでCD買いまくる。
5枚くらい買ったかな。日本で買うよりも、
微妙にお得な気がしたので。

夕ご飯はスーパーでおすしを買ってきて
ホテルで食べる。
そろそろ日本っぽいものが食べたくなってきたの。
あしたはもう日本かぁ…
私の帰りを楽しみにしてくれてる人はいるかな。

2003年10月03日(金)



 ベンとの離別。感動の場面。

今日はとうとうトルコとさよならの日・・・。
本当に楽しかった。
トルコの気候も日本と同じ感じで
ただトルコの方が乾燥しているから過ごしやすかった。
振り返れば7日間、晴れた日が多かった。
気持ちがいい観光が出来た。
トルコ人は優しいし、困っていなくても
手を貸してくれようとわらわら寄って来るし、
凝視されて目があうとウィンクするし、
運転そっちのけで凝視してるし、
とにかくいい人が多かった。
ベンも、最後までパシリって感じだったけど
結構いい奴で、おもしろかった。
ベンも、今までフランス人とかのアシスタントを
することが多かったけど、結構みんな
冷たかったんだとか。
でも、日本人は一緒に輪に入れてくれようとするから
楽しかったんだっていってた、と、匡子ちゃんが言ってた。
プレート大事にするよ。
でも、あのプレートって身につけておくもので
もし事故とかあったら身元の証明にするための
物だと思うのね。誕生日とか血液型とか書いてあるし。
だからもし事故って出血しまくりで
意識がなくなったとしたら、ベンはプレートを
身につけていないわけだから、ベンの
血液型が何かってことはすぐにわからないわけで
出血多量で死んじゃうかもしれない。
それとか、バスが炎上してまるこげになった場合
ベンが一体誰なのか分からないまま
家族と離れ離れの所に埋葬されちゃうかもしれん。
そんな大事なもん貰っていいのだろうか…。

・・・・・・・・・・・・なんて考えて余韻に浸っていたら、
バスがもうすぐ空港に作って頃に、突如
お腹が痛くなった。猛烈だった。
こんな痛みはそうそう無いぞってくらいだった。
悪いものでも食べたのだろうか。
その瞬間私の頭の中ではベンのことは吹っ飛び
もう、トイレのことしか考えられなくなった。
(ベンとトイレってまぁ関係のあるものだけど)

空港についてから、ベンと悠長に握手を交わして、
有難うね、とつたないトルコ語で話して、
涙を流す・…なんてシーンどころじゃなかった!!!
ひたすら、「トイレ、トイレ、トイレ、トイレ!!!」
ベンと目をあわすことなく私は自分の大荷物を抱え
一目散に空港に入っていった。
ベンどころじゃないよ!やばいよ!!

それが私とベンとの別れになった。
ぽん子はどうしたのか覚えていない。
自分が必死だったから。冷や汗ものだったよ。

トイレに駆け込んで一段楽してから、私は
空港内のお土産屋さんで物色。
可愛いチャイセットを見つけた。
欲しいなー欲しいなーと思っていたら、
店のお兄さんが寄って来て、私にその
チャイセットを手渡してくれようとした。
ら。

キャッチミス。

チャイセットはもろくも崩れた。
商品にならなくなった。
割ってしまった・…。

一気に血の気がひく。
やっと収まったと思った冷や汗が再度流れる。

お兄さんは「100ドルね」という。
持ってない。

ひたすら謝り倒して、兄さんは「100ドルは冗談だよ。
気にするな」といってくれた。
お返しに高くてあきらめようと思っていた
別のチャイセットを購入しようと踏み切る。
でも、やっぱり負けてもらえるよう交渉はする。
ぽん子とセットを半分ずつするってことで購入。
嬉しい。

匡子ちゃんの搭乗手続きが終わり、
今度はイルハンとのお別れ。
イルハンとは実は微妙にきまづくて
どんな顔してお別れを言えばいいか分からなかったけど
月並みに握手して、さようならといった。
中には抱きついてわぁわぁいってる人もいたけど
私は出来なかった。

飛行機に乗ってから、前の座席に座っていた
アルジェリア人と話す。
同じくらいの年の子。
彼らは英語やトルコ語は話せなくて
そのかわりフランス語が得意なんだとか。
会話がなかなか成り立たないけど
苦労して話した。
彼がつけている香水を気にとめたら
彼は私にふりまくってくれた。
ぽん子は臭いといって私から離れた。
そしてその席で「あの席に座っている子
カッコいい」といって目をつけていた。
日本人っぽい男の子かな。
夜、アルジェリアンたちは、
寝てるのにちょっかいをかけてきたり
寝顔を凝視されていたりしてびびった。

機内の映画で既にファインディング・ニモがやっていた。
(このときまだ日本では上映されていなかったの)
ニモが可愛くてよかった。

斜め後の席の女の子が凄い可愛かった。金髪で目が緑。
トルコ人かなと思ってぽん子がトルコ語で話し掛けたり
英語で話し掛けたりしてたけど、反応がいまいち。
ミニモニのTシャツを着ていた。
しかも、なぜかランドセルを背負っていた。
彼女が兄弟と話す言葉を聞いていたらなんと
日本語だった。
東京在住らしい。両親はトルコ人で
トルコ語しゃべるけど彼女は喋れないらしい。
この顔で日本語話されるととても違和感を感じる。
はにかみやさんだった。

2003年10月02日(木)



 ナルシスト兄さん。

眠い。眠すぎる。
昨日の恐怖体験により寝不足。
落ちたらどうしようかと心配で寝れなかったもん。
ぽん子に手伝ってもらって下界に降りる。
朝、イスタンブールに到着していた。
少し肌寒い朝だった。
初めての曇りの日・・・。
そして、最後の観光の日。

イスタンブールの市内観光は
有名なブルーモスクの入場だった。楽しい!
メドゥーサの彫刻がある地下宮殿も見た。
写真で公開しますが緑がかっていて
光に照らされてなんとも奇妙な彫刻だった。

オプショナルツアーで今日は
ボスポラス海峡クルーズだった。
でも、眠さが先立ちまた曇りの天気でとても寒いので
記念撮影だけして船の中に入った。
船の中は暖かくてまた眠たくなった。

今日は最後の日なのでベンはなんだか疲れ気味だった。
でも、思い出として、名前と血液型とRhが刻印された
小さな銀色のプレートを貰った。
そこで初めてベンの名前を知ることになる。
フィガロだと思っていたがホントはフィゴさんだった…。
すまん、ベン。

グランドバザールでは一生懸命安くしてもらおうと
仲良くなろうと心がける。
英語や日本語も通じる時があるけどそれよりも
トルコ語で話した方が現地の人の印象がいいみたい。
指さし会話帳を持って勉強してよかった。
カヤさんというお兄さんに頑張ってまけてもらう。
「僕と君は兄弟だ」といっていた。有難う。
たくさんの買い物をした。
グランドバザールは迷路のような道で、
似たような店が幾つも並んでいる。
私一人だったら絶対に迷っていた。
けどぽん子は本当に凄い。
鳥が上から見た地図のように彼女は
歩いた道をそのまま立体化して客観的に見える。
凄い能力だ。
彼女のおかげで私がうろうろしても
正しい道に戻してくれたため
お土産はここでほとんど購入できた。

ホテルは本当に綺麗なホテルだった。
昨日は寝台列車で眠ったのでお風呂に入れておらず
ホテルに入ったらすぐにおふろに入った。
その間に荷物を運んでくれるボーイさんが
部屋まで入ってきた。
お風呂でぽん子とボーイさんの話を聞いていた。
ぽん子はトルコ語で「有難う、あなたカッコいい」
と、連発していた。彼女も私と同様
トルコ語使いたがりなのである。
ボーイさんは嬉しそうだった。
ちらりと私ものぞいてみたけど、
そんなにカッコいいわけでもないような?
するとボーイさんは「仕事終わったら
部屋に来るから。話をしようよ」と提案してた。
私はお風呂の中で動揺。
ぽん子は分かってるのか分かってないのか、
適当にあいずちを打ってた。
私がお風呂から出て、「やばくない?本気か!?」
ときいたらぽん子が「でも、仕事終わったらって、
深夜くらいになるんじゃないかな。
うちら深夜はベリーダンス見に行くし、
留守じゃん」…そうか・…じゃあ、いっか。
でも、10分後。予想外の出来事。
そう、さっきの兄さんが現れたのだ!!早!!
ドアのベルをしきりに鳴らして、
「開けて―遊びにきたよ〜」とノリノリ。
しかも、今度はぽん子がお風呂で部屋には私だけ!
私が誘ったわけじゃないのに
なんていって断ればいいの〜〜〜!?!?
適当に「彼女は今お風呂で、私はよく分からない」
とごまかしたら、彼は、「そっか…入っちゃダメなんだね
ごめん。」といって寂しげにいなくなった。
何故私が罪悪感を感じなくてはいけないのだ…。
ポン子もぽん子だけど、ほんとに
客相手に「遊びに行くよ〜」といえちゃう
ボーイさんもまた凄い。まぁ、仕事が終われば
プライベートなのかもしれないけど、びびるよ。

ぽん子が快適な入浴から出た後、
二人でタクシム広場でうろうろしてみる。
タクシム広場はイスタンブールでも有名で
若い子達が集まるんだって。
匡子ちゃん曰くタクシム広場は渋谷みたいなものなんだって。
探索してたらマクドナルド発見。
入ってみる。店員さんが曲にあわせて店の前で
激しく踊っていた。
やはりここでも視線の集中攻撃だった。

夜は食事とベリーダンス鑑賞。
ベリーダンスはもう見たので(9/27参照)
そんなに真新しい感じはせず、また
マクドナルドで食事を済ませていたので
ここでの夕食は全くのどを通らず。
そのかわりひたすら眠くて瞼が重くて仕方なかった。
目が浮遊してた。
眠すぎてそれからのことはよく覚えていない。

2003年10月01日(水)
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