泡とガラス玉


2006年06月27日(火)      ツギノセカイ


扉の向こうに
輝く海が広がることを
願いながら
ノブに手をかける



2006年06月06日(火)      ボクラ


あの日 僕らは 生きる意味を忘れた


けど
今 僕らは こうして生きているんだ
次の意味を見つけて

だけど
その意味を見つけ出す前に
僕ら一体どうして生きてきたんだろう
未だに 考えても うまく思い出せない
そして その時もきっと 毎日記憶喪失で
世界の果てに置き去りにされながら生きてきたんだろう


あの日 僕らは 生きる意味を やっと見つけた
だけどそれすら初めのうちはまるでぼやけていた
一体 いつの間にこんな 鮮やかな色を見せたの
一体 いつの間にこんな 影が強く残ったの

あの日から 一体 どのくらいの時を過ごしたの
今もこうして生きて いることが当たり前のようだけど。
だけど。

時々
いつも。
この日が続くわけないって思い出さなければいけない。
僕らはそして今を感謝しなきゃ
いけない。そうでしょう。
何も知らない僕らじゃないのだから。



2006年06月02日(金)      タソガレ


黄昏の中を歩くような寂しさは
どうしてこうも
懐かしいのだろう

遠く亡くした誰かを思い出すように

寂しくて



2006年06月01日(木)      ヒト


笑い 励まし 慰め 愛し合い

やがて来る黄昏の日に向かって
人は生きている

闇に瞬く光のように


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