沢の螢

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予期せぬ時代
2020年06月13日(土)

今年になってから、生の音楽会に行っていない。
2月14日の夜、東京の紀尾井ホールに行ったのが最後。
ここのホールは、室内楽に丁度いいほどの大きさで、音が良く、曲目もいいので、年に5回行われる演奏会に、定期会員として足を運んでいる。

もう一つ、ホールから四ツ谷駅に向かうお堀雑の道にある桜の大木が、四月のコンサートの時期に、丁度満開になるが、これは、夜桜として眺めるほうが、素晴らしい。
其れを見たいために、土曜日のマチネーでなく、金曜日の夜の部に、申し込んでいる。
年に一度の機会ながら、他に無い景観を楽しみたいのである。

今年の第一回目が二月で、その少し前から、新型コロナウイルス問題は起きつつあったが、まだ、さほどの危機感は無かった。
四月、そろそろコロナ情報が飛び交いはじめ、外出には、マスク着用を言われたりしており、私も、この時のコンサートには、マスクを付けていった。
会場は、いつもよりは、空席が有ったように思うが、演奏は素晴らしかったし、帰る時には、マスクを付けるのを忘れたりしながらも、夜桜を堪能し、帰りの電車に乗った。
車内は、ほどほどの混み具合で、私はその時になって、混んだ電車に乗るときは、なるべく、ドアの開閉の多い、出入り口に、立つことに決めているので、その時も同じやり方をしたが、目的の降車駅に着いてから、あら、マスク、付けるの忘れてたわと思いだした次第。
それ以後は、マスクを付け、駅の階段を降り、自分の家路に向かうバスが来たので、乗って帰ったが、以来、電車に乗っていない。

三月に行くはずだった墓参りは中止、コンサートも次々中止か延期になりつつある。
こういう事態が来るとは予想していなかった。

日本は、世界は、そして地球の未来はどうなるのだろうか。
混沌とした日常が続いている。




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