沢の螢

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ウイーンまで
2005年07月24日(日)

昨日は神奈川県内で、午後から夕方まで、合唱の練習があった。
ウイーンの聖堂で、モーツァルトのレクイエムを歌うというプロジェクトに参加している。
11月はじめの公演にむけて、練習にも、一段と熱が入ってきた。
参加者120名、現地の聖堂のホームページには、発表もされているので、あと3ヶ月あまりは、気が抜けない。
月に3回の練習は、毎回3時間半、練習会場が主として指揮者在住の神奈川県内なので、東京西部地区に住む私どもには、片道2時間かかる道のりである。
練習は、午前中、午後、夜間と、一定していない。
100人を超す人間が、合唱の練習をする場所は、限られるし、楽器のあるところでないと出来ないので、会場探しのスタッフは、苦労していた。
しかし、ともかく、練習計画は、すべて決まり、演奏旅行のスケジュールも、大体詰まってきたので、あとは、指揮者と演奏者が一体になって、音楽を完成していくだけである。
休憩時間には、めいめいお腹を満たしたり、練習風景を撮ったビデオをスクリーンで見たりする。

昨日は、舞台の中央の大スクリーンで、ビデオを見ているとき、大きな揺れを感じた。
私は最前列にいたが、かなりの揺れで、地震だと解った。
少しザワザワしたが、舞台の横にいた指揮者と、私の前で、バイオリンを弾いていた人たちは、電車の通る振動だと思ったそうだ。
そのうちに、埼玉県辺りで震度5という知らせが入った。
家にケータイを掛けるために、会場を出た人もいた。
夫のケータイには、息子から、親たちの行方を心配して、問い合わせのメールが入っていたらしい。
こう言うときは、ケータイは便利である。
5時半に練習が終わった。
夫は、合唱団の相談役兼会計という役割を担っているので、指揮者ほかスタッフと、打ち合わせがあるという。
私は、同じ方面に帰る人達と一緒に駅に向かったが、幸い、利用する電車が全部動いていたので、帰宅することが出来た。
ただし、1時間程余計に掛かった。
震度5以上になると止まることになっているガスもそのままだったし、物が落ちたりした様子もない。
ニュースによると、震度4とのことであった。

今朝は、かなり涼しい。
この1週間の暑さが一段落したのだろうか。
棚上げにしていた懸案事項も、片付けねば・・。



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