| BACK INDEX NEXT |
10年後の私 10年後の私はきっと、アイドルになっていると思います。 それは、私の今の夢がアイドルだからです。 小さい頃からアイドルになりたかったからです。 どうしてアイドルになりたかったかというと、小さい頃に見たアニメに、アイドル伝説えり子というアニメがあったからです。 私の同じ名前のえり子ちゃんは、きらびやかなステージで、毎日大好きな歌を歌っていました。 ただ、小さい頃に両親を亡くしていて、親戚の人に育ててもらっていました。そして、色々な困難に耐えながらも、アイドルという日々を過ごしていました。 私もお父さんがいないので、妙に親近感がありました。 そして、妙に目立ちたがり屋の私だったので、煌びやかなステージで、色々な観客に騒がれているえり子ちゃんが羨ましかったのです。 舞台に立てば、私も目立つことが出来る。 そう、思ったのです。 大きくなるにつれ、アイドルという夢は薄れていきました。 なれるわけない、そう思ったからです。 しかし、高校に入った私に転機が訪れました。 同じ部活の友達に、小さい頃の将来の夢を聞かれたときに、アイドルになりたい、と答えてしまったのです。 普通ならあり得ない答えに、友人は「えりちゃんならなれるよ」と言ってくれたのです。 「じゃあ、今日からえりちゃんはアイドルね」とまで言ってくれたのです。 それ以来、友人を始め、部活の友人達に「アイドル」と呼ばれることになりました。 私はアイドルになったのです。 しかし、それはアイドルとは呼べるモノではありませんでした。 なにせCDを出したり、写真集を出したりというアイドルらしい仕事はおろか、憧れたステージに立ってもいないからです。 それでも、みんなからアイドルと呼ばれる快感には勝てませんでした。 ただ、小さい頃からの夢が叶ってしまった私には、本当の将来の夢、就職に関しての希望がありませんでした。 なので、学校の先生との面談の時に、アイドルになりたい、そう言ってしまったのです。 先生は呆れるか、笑うかと心配したのですが「一体、どういうアイドルになりたいのだい?」そう、私に聞いてくれたのです。 ああ、私はアイドルになってもいいんだ。 それ以来、私の夢はアイドルです。 大学に入っても、その夢は変わりません。 きっと、大きくなっても、その夢は変わらないと思います。 どんなに困難でも、絶望を感じたときでも、私はその夢だけは貫きたいと思います。 私は、一生アイドルでいたいのです。 死ぬまで、一生アイドルします!!!!! 「10年後の私」 実際に大学で出されたレポートの課題である。 悩んで壊れて書いた文章だが、今の小学生でもここまでは書かないだろうね。 というか、明日の私すら浮かばないのに、10年後って・・・ |
| MAIL HOME BBS |