イレコミ音楽
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2002年07月07日(日) 『お茶の時間』中川イサト

『お茶の時間』中川イサト 1973


 30代後半になると流石にモロテをあげて喜べない(笑)実は今日は誕生日。フクザツに嬉しいムードでこの日を過ごしました♪そこで原点に戻るアルバムを探していたら、この一枚に辿り着きました。小学生からなんとなく好きで聞いてて、やっと本気で音楽を聞き出した頃の大切なアルバムです。

 このアルバムはタイトル『お茶の時間』にふさわしく、気楽に聞けて、楽しめる一枚です。軽いインストルメンタルあり、素朴な歌あり、やさしくのんびりしたムードがアルバム全体からも、ジャケットからも漂っています。大半の歌詞は“KINTA”さんによって書かれ、やさしい視点とまなざしが童話のようでもあり、イサトさんの柔らかいメロディと朴訥な歌で料理されると、強烈にのんびり空間が広がってゆくんみたいなんです。

 参加ミュージシャンをよくよく見てみたら、細野晴臣さんとのつながりが深いことに気が付きました。折しも『HOSONO HOUSE』と同じ頃の作品なので、音楽性は多少違っても、共通するその時代の香りようなものは一緒のような気がするのです。

 どの曲も大好きなのですが、特に「ゆうだち(夕立ち)」は特別好きな曲です。ゆうだちがやってくる日常風景をさりげなく歌われてて、ホワホワしてしまうよな曲なのです。細野さんもアコギを弾かれててとてもいい感じなのです。

 決して歌がうまいわけじゃない、ただのんびりしちゃう。お茶を飲み、ほっと一息ついた感じのアルバムです♪



〈参考アルバム〉
『お茶の時間』中川イサト CSCL 1253 1973
『喫茶ロック〜地球はメリーゴーランド〜ソニーミュージック編』 SRCL 5149 2001






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