私には、第2の祖国と言ってもいい場所があります。 最初からこの日記を読んでいただければ、その場所が分かります。
話の発端は、母のある一言でした。 すごく短い言葉なのに、内容はものすごく濃くて、 めったに見ることのないNHKの9時のニュースを見てしまいました。
「イギリスでテロ予告があって、実行犯が逮捕された」 これだけの文章で、私は思わず叫んでしまいました。
私にとって、「テロ」という言葉はとても大きいです。 NYの自爆テロを毎日のように見て、 当時、アメリカへ戻る予定だったTerryの安全を本気で心配したぐらいです。
でも、理由はそれだけじゃありません。 日本ではあまり知らされていないことかもしれませんが、 ロンドンのアンダーグラウンドで、この時、爆破騒ぎがあったからです。
今、ヒースローは厳重態勢に入っていて、何便かは結構も決まっているようです。 機内持込は一切禁止。パスポート類は、すべてビニール袋に入れて、 誰もが確認出来る状態で持ち歩くこと。 もとからセキュリティーに関して厳しかった場所が、 それ以上の厳しさで、周りを監視しています。
実行犯の方は、日本時間PM9:00の時点で、 すでに21人逮捕しているのだそうです。 警察は自宅にまで入り込み、念入りに取り調べをしているのだとか。 実行犯を見つける速さと、爆発物の摘発。 何1つ取っても、日本にないほどの素早さに、思わず感心してしまうほどです。
さらに言うと、爆破物を設置しようとしていた飛行機は、 すべてイギリス→アメリカへ向かうものだったそうで、 その途中で空中爆破させるのが目的だったそうです。 こうまでなると、これはイギリスだけの問題ではなくなってきます。 それだけ大きなことを、実行犯達は犯そうとしていたのです。
もう、こんなことになって欲しくない。 何度も思い、何度も願い、何度も考えさせられました。 カンタベリー大聖堂で書いた、あの願いを、 私は忘れたことはありません。 忘れるはずはありません。
みなさんは、どう、お考えになられましたか?
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