勉強していることと言うのは・・・、HIVとAIDSのこと。 前からすごく興味があって、いろいろ調べたいなぁと思っていたんだけどなかなかなくて、たまたま今書いている短編のテーマになっていることだからということで、AAA(Act Against AIDS)のHPで情報収集し始めた。まだ始めたばかりだけどね。
どうしてこの問題に執着心を持ったのか。話は初めて行われたAAAまでさかのぼることになる。 当時の私は病名を知っていても、ほとんど無知識に近い状態だった。だからただ単に、「へぇ〜、避妊すれば大丈夫なのかぁ〜」しか思っていなかった。けどAAAを始めて見た時(と言うか、あの時も目的はTMNだったんだけど/爆)、考えは180度変わって、かなり深刻に考えるようになった。本当、マジで変わった。
HIVウィルスはすごく小さくて、空中や水中では生きることが出来ないウィルスだから、普通の生活をしていたら感染するわけがない。 ただ体内に入ってしまったら、免疫を担当している細胞を集中的に攻撃して次々と破壊してしまう。そのため、免疫システムの機能が停止してしまって病気を防ぐことができなくなってしまい、それによっていくつもの病気(日和見感染症やカポジ肉腫など)の重い表情が出た人のことをAIDS感染者という。 (AAAホームページより一部抜粋)
でも、HIV感染者=AIDS感染者ではなく、HIV感染者の場合、そのウィルスを薬によって押さえることも出来て、それで長く生きられる人で10年は大丈夫だと言われている。感染力はとても弱いウィルスだから、感染者の血液や精液、母体などのHIVをおおく含んだ体液が粘膜に触れるか血管に入り込むかしない限り感染することはない。だから、日常の社会生活には問題ないわけだ。
で、私の手元にある資料(これがAAAのホームページからの資料)によると、キス、食器の共用、汗、握手、理容室や美容室で使われたハサミから感染することは有り得なく、唾液の場合だとバケツ3杯分(!)ない限り感染しないとか。過去に猫のAIDSが話題になったらしいけど、それは人間に感染しないから問題ないし、プールやお風呂の中で血が出ても、さっきも言った通り水中には弱いウィルスだし、しょう毒液や熱で死んでしまうから全然問題ない。
ここまで読んでくれたら分かると思うけど・・・、決してHIVを持っている人が普通の人間とは違うというわけではないということ。HIV患者は普通に学校に行くことが出来て、普通に仕事をすることが出来て、普通に運動することも遊ぶことも出来る。 昔やっていた「神様、もう少しだけ・・・」で、主人公の岬(字、この字か知らないけど/苦笑)の就職が決まって、その会社の案内中に上司に自分がHIV患者であることを告知した後、先方から電話がかかって就職がダメになってしまったというシーンがあるけど、それを初めて見た時ショックだった。好きでHIVにかかったわけでもないのに、好きでこんなに苦しんでいるんじゃないのに、どうして理解してくれなかったのだろうか。知識がなかったって言ったら終わりだけど、そんなすぐに感染する病気じゃないっていうことぐらい知ってると思うのに・・・。
直にAAAのHPをリンクする予定だけど、この中にあるテストを直に受けたいと思っている。これは今の短編小説のためじゃなく、少しでもいいからその人達の苦しみを知りたいからというのが理由にある。そして、少しでもこの問題について考えて欲しいから・・・。
「自分には関係ない」じゃいけない。 「自分達の手で助けてあげたい」と、思って欲しい・・・。
※リンクしてあるフォスタープランでは、HIVにかかった親から子へ渡す日記について書かれています。よろしかったら、見に行ってみて下さい。かなり考えさせられます。
|