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とりとめのないもの

2012年08月28日(火) 20120828


いまにも電話が鳴るかもしれない
という思いがふいに浮かんだり、
いま自分がなにをしたらいいのか何を考えたらいいのかすら
わからなくなる。



起きて、飯食って、弁当作って、いつもの電車に乗って会社に行く。

そんな当たり前の日常を”こなせている”自分が
おかしいと思う。
おかしい。


そうやって
いつまでも「連絡がくるかも。くるかも」といって
何日も、何週間も、何カ月も、何年も経っていくのだろう。
ほらすぐそこに、いままさに
ああ電話が。


鳴らない、電話。



「鳴らない電話を待つのは、もうやめたわ」
なんて、台詞を、私は言える気がしない。
いつまでも、待ってしまう。
だって、死んでいないもの。
彼は生きてる。
私を切り捨てて、生きてる。


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