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とりとめのないもの

2012年06月26日(火) 20120626


すべてを、手に入れることあたわず。


なのだということを、短い小説の行間に思った。


たとえば、河原でふたりでお弁当、とか
レストランでふたりでデート、とか。


そういうことは、あんまりなくて
でも、なくてもやってけるような気がしている。

もしくは、老後にそういことを夢見て。
だけど、そんな平穏な老後が訪れないかもしれない、なんて
もうすでに考えている。



すべては、手に入らないから
夢を見ているだけでも、よしとする。
あることに、よしとする。
じっさい、よし、なのだ。



もしも、すべてが手に入ったら
幸福でしんでしまうだろう。


いますでに、じゅうぶんに、しあわせなのだ。


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