うなごと
nyauko



 【車掌の本分】のコト。

昔 中学くらいに 読んだ話で。

動物園に 猿が 車掌をつとめる
モンキートレイン ってのが あって

段々 人気が上がるに つれ
強欲な園長が 車両を 増設していって

円形の 線路コースだから ついには
一番前の車両が 最後尾に迫る位に なってしまって

車掌である 猿が
「コレでは 車掌の任務を 果たせない」と悩み
ご褒美の餌も 食べなくなってしまった

って物語が あったのですが

随分 昔に読んだのに
山手線が 1周するのに ●秒早くなった とか
何処かで 電車の 事故があった とか 聞く度に

思い出して しまうんですよ。

「車両の最後尾で 皆の 安全を見守るのが
 車掌である 自分の仕事なのに 今じゃ 運転士が
 自分の後ろで 車両を 見守っているじゃないか」

っていうね 猿の 辛い心情が
強烈に 印象に残っていてね。

googleサンに 伺ったら
かんべむさし氏の「車掌の本分」 って 話でした。
ネットって 便利だにゃぁー

また 吉本ばななさんの ある話で
「電車って、誰しも 最寄り駅から 会社や学校へ 運んでくれる
 安全な箱だと 思っている でしょ」 って くだりがあって

ソレも 今回のような コトがあると 「成る程」とか 思う。

人の安全を 守っているのは 機械ではなくて
根本的なモノは やっぱり人間で
ソレはとても 重要なコトなのでは ないだろうか なんて。

何気ない 普段の毎日に 潜んでいる危険の
回避出来るコト と 出来ない 境目が 見えたらいいのに ね。

亡くなられた方々の ご冥福を お祈りします。

2005年04月28日(木)
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