うなごと
nyauko



 【アナタ】のコト。

アナタのコトが 好きでした。

でもいつの間にか 其の想いは
時間が 経つにつれ
紗のかかったモノに なってゆきます。

其れを寂しいとか 悲しいとか
はたまた自分が 又はアナタが
変わったからだとか 思いたくはなくて。

『好きだから』という 理由だけで
アナタの全てを 知りたいとは
思わない 私を
「心からの 【好き】ではない」とか
言われるかも しれませんが。

私が アナタの詩に救われ
心の芯から 浸み居るコトが出来た
過去は 今は 遙か遠く。

自分を重ねて 涙するコトで
救われていたのだろうと
冷静に見る 自分も 居たりします。

其の今でも 変わることのない
歌声と 笑顔には
想像も付かないような
生活や 課題や 過去があるに 違い無く。

其れでも 私達の前で 歌うアナタは
とても綺麗で。

アナタを 本当に欲してしまったら
アナタが居ない間 私は 自分を持て余し
切り取られた声を 只 虚しく
繰り返さなければならない。

アナタには 迷惑な戯れ言でしょうが
其れが 正直な気持ちです。
人はどれだけ 変わらずに
居られるモノ なのでしょうか。

其れでも私は アナタの声を 詩を
耳にした瞬間 アナタを解ってしまう。
ラジオや TV 街の雑踏の一瞬でも
必ず。

私は 私なりのやり方で
アナタを 見つめて行きます。
変化の中で 変わらない部分と いうモノを
愛おしく想いながら。

ありがとう。ありがとう。ありがとう。

アナタのコトが 好きでした。
そしてきっと これからも。



2002年10月12日(土)
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