Days with Music
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2002年11月26日(火) 小室&Keikoの結婚式

先週末、何が凄かったって、例の結婚式。
食事時だったので、ついうっかりTV中継見てしまいましたー。
いやー、Keikoさんの和装の似合わなさ(とても料亭の娘とは思えない)、40近い、3度目の結婚を大勢の前でする男性の髪の色と表情、曲にちなんだという料理の見た目(あれを作らされたシェフは気の毒だったと思うわ)、私だったら絶対にもらいたくない重くて趣味が××で失せ物でない引き出物。あげく随所に宣伝を組み入れ、最後には新婦マイクを持って歌う・・・・。どれを取っても今年の音楽界で、ある意味、一番印象的なステージでございました。

なんて書いたけど、Keikoの声は昔から好き。高い声を出しても、張り上げても、私の神経には障らない数少ない女性ボーカリストの一人です。でもまあ、自分の結婚式をビジネスにされてしまうのは悲しくないのかなあ。彼女に選択の余地があったかはわからないけれど。

しかし小室哲哉はこれからどこへ行くんでしょうねえ。彼は、曲は作れても自分では歌えない(歌は下手)から---この辺、Yoshikiと一緒ね---、楽器の様に次々自分の好きな声の歌手を捜してきて、だから誰のどの曲も全部同じに聞こえる。TMN再結成?Yoshikiをグローブに?・・・何をしても、もう大衆は飽きてきていて、それを一番感じているのが彼自身だと思う。ビジネス的に成功をした時点でスッと身を引いてしまった方がよかったような。

渡辺美里の『マイ・レボリューション』を初めて聴いた時に、「天才だ!」と思ったソングライターだし、かつてはTMネットワーク(の時代ね)のFCにも入っていた(暗い?)過去があるわたくしとしては、ただ廃れていくのは残念だなあ。


六花 |MAIL