お世話になっている朗読の先生が急性胃ケイレンで入院なさってしまった。
「役者は身体が資本。 いつでも心身共に万全な状態を心掛けましょう!ニキビ一つ出来るのも恥ですよ」と、ほとんど休みも取らず、いつも元気に頑張っておられた先生か倒れたと云う知らせには、かなりショックを受けてしまった。
朗読や演技だけで無く、役者としての礼儀作法や心構えも指導して下さった先生は、ご自分に対しても厳しい方だったので、ご無理が祟ったのかもしれない。
そう云えば、私のアクションの先生も練習のし過ぎで脚の靭帯を切ってしまい、今度手術をなさる。
『役者は身体が資本』で有るが、その身体を傷付けたり壊したりする程、猛烈に稽古した経験は私には無い。
頑張り過ぎて倒れてしまわれた先生方の姿に、プロで有り続ける事の厳しさを、身を持って教えて頂いた様な気がする。
だが、それでも今だけはゆっくり休んで一日も早く元気になって欲しいと心から願う。
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