今日は休日なので、自宅でパンを作る。
BGM代わりに、昨夜『朗読教室』でお借りした『人でなしの恋』(江戸川乱歩著)の朗読CDを聴いていたのだが、 これがトテモ、トテモ、耳に心地良い。
自分の大好きな作品を耳で味わうと云うのがこんなに気持ち良いだなんて・・・。 それに瞳だけで読んでいた時とは違う文章の魅力に新たに気付かされる。 最近、あまり本を読む時間が作れないのだが、 久し振りに読書を満喫した気分になった。
いつか私も江戸川乱歩や夢野久作等の陰惨で美しい文章を音読して、こんな風に素敵な『朗読CD』を作成してみたい。 (それには、もっと上手くならねばならぬ)
夜は、いつもダンス教室でお世話になっているS田君のダンス公演を観覧する。
残念ながら、作品全体に掴み処が無く、 『秩序』は有るが『規則』は存在せず、 ダンサーそれぞれが個々に違う文章をバラバラに読んでいる様な印象を受けてしまった。
だが、S田君のロダンの彫刻の如く鍛え上げられた肉体が、しなやかに動くのを瞳で味わうのは快感だった。
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