| 2006年08月26日(土) |
刃物を持った手で人を幸せに出来るのは料理人だけだ |
そんな事無いよ!おばあちゃん! 床屋さんやお医者さんはどうなるのさ! (閑話休題)
そんな訳で(どんな訳で?) マシュー・ボーンの『シザー・ハンズ』を観覧。
1幕と2幕の前半はホンワカした雰囲気で、ちょっと物足りなさを感じてしまったが、 クリスマスパーティで 両腕に付いたハサミを振り回した所為で 自分の意思とは無関係に他人を傷付けてしまうエドワードが、 周囲の人々から糾弾や迫害を受けつつも一人の女性を愛する・・・と云うシーンは、 物凄くドラマチックで引き込まれてしまった。
ダンスのレベルや演出のクォリティは高いが、個人的にはもう少し悲劇性が強い方が良かった。
映画と多少ストーリーが変わっても構わないから、後半の哀しいエピソードをもっと物語の中心に据えて強調して描いて欲しかった。
以前観て大感激した『白鳥の湖』の印象が強い所為か、マシュー・ボーン氏の振付は悲劇の方が似合う様に想う。
観覧後、ロビーの物販コーナーで『白鳥の湖』のDVDが、何と!2980円と云うお手頃価格で販売されていたので迷わず購入。 ホクホクしながら家路に着いたワタクシでありました。
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