Monologue

2006年02月02日(木) 美少年の条件

予約しておいた『蟲師』の3・4巻がようやく届いたそうなので取りに行くついでに図書館で本を借りる。
(ちなみに他巻は未だに貸出中である。もう思い切って買ってしまおうかしら?)

先日読んだ『生首にきいてみろ』の口直しと云う訳では無いが、
何と無く“すっきり爽やかな話が読みたい”と想い立ち、以前から読んでみたかった長野まゆみさんの凛一シリーズ全4巻(『白昼堂々』『碧空』『彼等』『若葉のころ』)を一気に借りる。

体調を壊して進級試験を受けられなかった凛一の身代わりに試験を受けた従姉省子。
その代償として今度は省子の身代わりを勤めた凛一は省子の彼氏である氷村に省子と間違われて強引にキスされてしまう。

それ以来、凛一は氷村に禁じられた恋心を抱く様になるのだが・・・・・・

久し振りに胸をドキドキときめかせながら4冊とも一気に読んでしまった。

同性に恋心を抱いてしまうのはそんなに異常な事なのだろうか?
むしろ普通の男女間の恋愛よりもずっと一途で純粋なのではないだろうか?

そんな風に感じてしまったのは長野まゆみさんの綺麗な文章と耽美な世界観の所為だとも想える。

以前読んだ『仮面の告白』(三島由紀夫著)を想起して、
実際に男の子同士がこんな感情を抱く事は決して無きにしもあらずなの?とイロイロ妄想してしまい、つい頬を赤らめてまう乙女のワタクシ。

(もちろん現実はこんなに素敵ぢゃないのかもしれないけれど・・・・・・)

それにしても長野まゆみさんが書かれる美少年は左利きだったり名門華道一派の跡取りだったり、設定も耽美なので読みながらチョット照れ臭くなってしまう。

凛一のお父さんもやはり美少年で心臓が悪くて30代で夭逝してしまうのだが、彼が愛飲していたのが牛乳を多目に煮出した紅茶に蜂蜜と苹果酒(これでリンゴ酒って読むんですヨ!)を混ぜたモノだったそうだ。

想像しただけで血糖値が上がってしまいそうな危険な飲物ではないか?
美少年として生きるのはなかなか大変らしい。


最後はついおちゃらけてしまったが、長野まゆみさんの本はとても素敵なので、しばらくハマって読んでみよう。


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