出掛ける予定をキャンセルして自宅でゴロゴロしながらTVを観ていたら 『ウチ来る』のゲストが何と私の好きな松尾貴史さんだった(^^)
得意な手品を披露したり、ちょっと照れながら愛する奥様の話をなさっている 松尾貴史さんを観ながらTVの前で狂喜乱舞するワタクシ♪
番組の最後で『私がお世話になった恩師』(だったかな?うろ覚えでスミマセン)のコーナーで去年転落事故で亡くなられた中島らもさんの奥様が出演なさっていた。
松尾さんは追悼ライブの司会もなさったそうで、 生前中島らもさんを『心の師』と仰いでいたそうである。
らもさんも作家、エッセイスト、脚本家、役者、ミュージシャン等と幅広いジャンルで 多彩に活躍なさっていた方なのだが、意外にも松尾さんはこんな事をおっしゃった。
「僕がらもさんから教わったのは芸でも笑いでも舞台の演出法でも無く『人間の見方』です、
たとえば”やたら人を誉める奴は信用出来ない”とか “良い事ばっかり言う奴は本当はあまり良い奴じゃない”とかね……
らもさん自身が“そう云う人達”に過去に何度も騙されてしまったんじゃないか?と思います。
あと……」
以前、居酒屋で松尾さんとらもさんが飲んでいた時、 突然、ある落語家の方が理不尽な態度で松尾さんを怒鳴り出したのだと云う。 その方は松尾さんの大先輩にあたる偉い噺家だったので、 “スミマセン、スミマセン”とひたすら謝っていたら、 らもさんは、 “アンタが何様だか知らないが、この場の雰囲気を壊した責任を取れ! 責任を取ってここの勘定は全てキミが支払え!!”と、 何とズボンのチャックから取り出した陰茎の先端に伝票をくっつけて、 噺家の方に向けてグイ!と突き出したのだそうである。
「その噺家さんもかなり驚いてましたけど、僕もビックリしましたよ。 だってオッサンがチ○コの先に伝票くっ付けて相手に迫ってるんですから・・・・・・」 “キッチュは芸人やからどんな時でも何をされても笑っていなきゃならん、 だから、オレが代わりに怒った”とらもさんは後で奥様におっしゃったそうだ。
「そんな風にね“本当に弱い立場に居る人”に対して、とても優しい人でした」
“本当の意味”で弱い立場に居る人達は、“本当の意味”で救いが必要な人達は、 偉くて立派な事ばかり言っている人からは、いつも見て見ぬ振りをされている。
私もそうだ、 こんな風に偉そうな事を並べ立てていたって、本当の自分は何も出来ない偽善者だ。
らもさんの優しさを想ったら、改めて涙が出て来てしまった。
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