Monologue

2004年08月20日(金) 怒涛の厄年

最近、あまりにも哀しくて辛い事が立て続けに起こる。

立て続け……と言っても些細な事が連続するのでは無くて、
数年に一度,有るか無いかの災いが、ドン!ドン!ドン!と巨石の如く頭の上に落ちて来る来る……

お陰で身も心もズタズタである。

やっぱり今年も厄年なのだろうか?
(でも今年の状況に比べたら去年はまだマシだった様な気がする)

不安を抱えながら、仕事帰りに駅前の喫茶店『M』に寄った。

この『M』には占い師の方がいらっしゃるそうなのだ。

鑑定料も1件2000円からと格安だし、この機会に鑑定して頂く事にした。


今日、鑑定して下さったのは50歳位の女性占い師の方。

案内された喫茶店の一番奥の席に座って話を聴いて頂く。

4月に可愛がっていた犬が死んでしまった事、大好きな作家さんが亡くなった事、
周囲の人達と上手く行かなくなってしまった事、
長く続けた仕事を突然辞めなければならなくなってしまった事等を泣きながら話すと、

「厄年……では無いけれど、
 あまりにも沢山の事が立て続けに起こり過ぎて心が疲れちゃったのね」

そう言うと占い師の方は私の両掌にふくよかな両掌を乗せて静かに瞳を閉じた。

「今から『気』を入れますから……」



『気』とか『宗教』等に対して、
普段の自分は『胡散臭い』と云う先入観を抱いてしまうのだが、
あまりにも自分の心が疲弊していた所為か、彼女の『気』が本物だったのか、
不思議な事にみるみる両掌が温かくなって来た。

やがて一通り『気』を送り終えたらしい彼女は、瞳を開けて優しく微笑いながら、

「良い『気』が入りましたね、
 あなたは、まず心を元気にしなくちゃいけませんよ」

その後、タロットカードや水晶等を使って、今後の運勢を占って下さった。

「次の仕事は『動く仕事』が良いです。
 物理的に肉体労働と云うのでは無く、情報を動かす様な仕事が良いと思いますよ」

丁度、次に決まりそうな仕事が、
商品の受注&発注等、文字通り『情報』を遣り取りする仕事なのだ。

「あなたはまだ若いですし、仕事はすぐに決まります。
 次の仕事が決まったら、
 それが忙しくなって、今哀しい事なんてすぐに忘れてしまいますよ」

占い師の方の力強い言葉に励まされた所為か、段々元気が漲って来る様な気がする。
やはり良い『気』を入れて頂いた所為だろうか?(←単純)

占い師の方と云うのは、悩みを抱えて来た人が、
再び明るい気持ちになって未来に向かって歩いて行ける様にアドバイスするのが
本来の仕事なのだそうだ。

生年月日や霊感に依る閃きだけでは無く、
相談者がどんな性格なのか、どんな悩みを抱えているのか、
どうすれば良い方向に進めるのか、
相談者の話し方、目線、仕草などを見聴きするだけで、ピタリと判ってしまうのだそうだ。



別れ際に彼女は笑顔でこう言って下さった。

「また何か有りましたら、いらして下さいね。

でも、随分お元気になられた様だから、
もうあなたは当分いらっしゃらないと思いますよ」


その言葉を聴いて、私は本当に良い占い師の方に鑑て頂けたんだなと感じた。


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