Monologue

2004年03月22日(月) 硝子の瞳

(21日の『日記』の続き)

展示会場は白い壁に『ハンス・ベルメール』の人形写真のスライドが映されていたり、
映画『イノセンス』の主題歌が流れていたりして、ちょっと退廃的な雰囲気。

入口から一列になって順番に展示物を見て行かなければならない程、
メチャメチャ混み合ってはいないので、
列から離れて、比較的空いていそうな作家さんのブースを探して会場内をふらふら歩く。

(作家さん毎にブースが分かれているので)

でもどんなに混雑していても、
ついつい大好きな作家さんのブースへと足が向いてしまうのだった。

恋月姫さんの人形は1体しか拝見した事がなかったので、
黒い棺の中で眠る美しい人形達を沢山拝見出来て大感激vv

吉田良さんや天野可淡さんの人形は、やはりとても素敵。

『写真集』で何度も、何度も、繰り返し見て、良く知っている人形達の実物を拝見して、
予想していたよりも大きかったり小さかったりして、何だか不思議な感じ。

四谷シモンさんの『少女の人形』は、凄く肌が綺麗だったし、
故・渋澤龍彦さんに奉げられたと云う『天使』の人形は、
眺めているだけで涙が溢れて来てしまった。

他にも今まで名前を存じ上げなかった方が作成された、
可憐な人形達に沢山出会えて嬉しくなってしまった。

『球体関節人形』(創作人形)に対して、
「何だかオドロオドロしいイメージがある」と言われたり、
『展示会』にお誘いしたら、露骨に冷たく拒絶されてしまったりする経験が有るので、
(「是非!喜んで!」とおっしゃって下さった方もいらっしゃいました、嬉しかったなぁ(^^))

一般受けはしないのかもしれないが、私は昔から大好きだ

1体1体、丁寧に魂を込めて造られている『人形』達は『作品』と呼ぶよりも、
作家の『分身』と呼んだ方がふさわしい。

人形達の硝子の瞳と相対しながら、
(この子を造った人は、どんな人なのかなぁ)と、想い巡らせてみたりする。

帰りに『パンフレット』を購入したが、
三輪輝子さんの『クリスタル』と云う人形(神々しくて素敵だったのに)や、
天野可淡さんの人形が掲載されていなくて非常に残念。

だから・・・・・・と、云う訳ではないけれど、
一緒に販売されていた吉田良さんの『人形写真集』(4500円(涙))を、
思い切って購入してしまった。

3日前に別の『人形写真集』(3800円(涙))を購入したばかりだと云うのに・・・・・・


やはり自分は『人形』に対して、叶わない片恋をしているのだろう。


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