『ボマーな貴婦人』ことHさんと一緒に観に行く舞台のチケットを手配する。
立て替えて私が払ったチケット代を貰う為にHさんの席に行くと、
「ごめんね、昼休みに銀行行ったら長蛇の列でさ…… 並ぶの嫌だったんで帰って来ちゃったんだ、ゴメンね」
すまなそうに頭を下げるHさんに、 「別に明日でも構わないよ」と私は答えたのだが、
「でも、それじゃななかさん(仮名)困っちゃうでしょ?あ、そうだ……」
Hさんはおもむろに鞄からゴソゴソと財布を取り出すと、
「ななかさん(仮名)『図書カード』じゃダメかなぁ?」
しばし悩むワタクシ……
自分は読むスピードが遅い癖に本を見るとつい沢山買ってしまうのだ。
実際昨日もふらり…と立ち寄った書店で5000円近くも衝動買いしてしまった(涙)
(昨日『書店』に行く前だったら『図書カード』でも良かったのに……)
「『現金』が良いな」
ある意味惜しいと思いつつ、そう答えると、
「そうか、それじゃ……」とHさんは財布の中をゴソゴソ探って、
「『J○B』の商品券なら有るんだけど、これじゃダメ?」
しばし悩むワタクシ……(PART2)
『JC○』の商品券ならば、ほとんどのお店で使用出来るから、現金と変わらないかも?
だが、今は『忘年会』シーズンである。
今週末には2回も飲み会が控えているのだ。
『○民』『白木○』などのメジャーな『居酒屋』はともかく、 それ以外の店舗で『JCB』の商品券が使用出来るとは限らない。
(『忘年会』シーズンで無かったら『J○B』の商品券でも良かったのに……)
ある意味惜しいと思いつつ、
「『現金』が良いな」
「そうか……それじゃ『バスカード』5000円分でどう?」
しばし悩むワタクシ……(PART3)
私が立て替えたチケット代は4500円なので500円も割増になっているので良いかも?
だが、あいにく自分はバスには乗らないので『バスカード』は使用しないのだ。
(『パスネット』ならイヤと云う程、使うんだけどな……)
「『現金』が良いな」
「そうか……」
Hさんはハァと溜息を吐きながら呟いた。
「『現金』以外の金目の物ならたくさん入ってるんだけどな、この財布、 例えば、こないだの『当り馬券』とかさ……」
「え?当ってるの?」と私が尋き返すと、
「うん、2万円」
「その『馬券』だったら良いよ♪」と言ってみたが、
「ダメに決まってんじゃん!」と、即、断られてしまった(当たり前)
Hさんは再び財布の中をゴソゴソ探り始める……
「ななかさん(仮名) 来週当るかもしれない『LOTO6』じゃダメ?」
しばし悩むワタクシ……(PART4)
もしこの『LOTO6』で3億円当たれば、この会社を辞められるし、 老後もウハウハで暮らせるかも……と、 しばし甘美な夢を見てしまったが、当っていなかったら元も子も無い。
「せめて…当ってるのが良いな」
「あ、これはどう?当ってるよ『スクラッチ』……300円だけど、これじゃダメ?」
ダメに決まってるだろうが…っ!!
「『現金』が良いな」
「え〜と…… あとは『ド○ール』の『コーヒー券』なんてどう?ななかさん(仮名)コーヒー好きでしょ?」
しばし悩むワタクシ……(PART4)
確かにコーヒーは大好きだ、だが……(以下略)
「現金が良いな」
「あと『スター○ックス』の『無料券』も有るよ♪……これじゃダメかな?」
上目使いに私をチロリと見上げるHさんに向かって、 一音一音ハッキリ区切りながら、キッパリと言い放つ。
「『現・金』・が!い・い・な!!」
結局、チケット代は『現金』で翌日貰う事になった。
それにしても……
『現金』は2000円位しか入っていないのに、 それ以外の『金目』の物がタップリ入っているHさんの財布は何だかスゴイ!!
さすが『貴婦人』?(^^;)
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