Monologue

2003年08月29日(金) レオリオのうたたね日記

さら・・・り、

さら、さら・・・・・・と、


耳の傍でさらさら揺れる音がする

まるで絹糸の様な金髪が擦れ合うみたいな音・・・・・


さら・・・り、

さら、さら・・・・・・と、


心地良い涼風が、

頬にふわ・・・・と触れて・・・・触れたかと感じた瞬間に、

つ・・・っと離れて・・・・・また触れる・・・・・


幾度も幾度も繰り返し

まるで軽やかな波の様な・・・・・・・


“ん?何だよ?”


すぃと頬に触れて・・・・・

鼻先に、唇に、軽く触れただけで、すぐに離れてしまう・・・・・


“よせよ・・・・・くすぐってェ・・・・・”



先日刈ったばかりの黒髪に戯れた後、

微かな吐息が耳元をそっと擽って・・・・・・・



「・・・・・・ん?」

ふとレオリオは瞳を覚ます。


ふわ・・・り・・・・・と、

床の上に横たわっている彼の耳朶を掠めて通り過ぎる柔らかい感触・・・・・

白いレースのカーテンが涼しい風を纏いながら羽根の様に拡がってゆく。


「何だよ・・・・・」

レオリオはチェッと舌打ちしながら、両掌を付いて上半身を起こす。


(・・・・・・アイツかと思ったのに)


堅いフローリングの床で寝ていた身体の節々がみしりと軋んだ。



ちょっぴり切ない夏の午後・・・・・・


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