Monologue

2003年06月02日(月) ギプスな日々

母が転んで怪我をした。

確か去年の今頃も同様に転んで、その拍子に腰か背中を捻ってしまい、
動く度に「アイタタタ・・・・・」と唸っていたなぁ・・・・・と想起しながら、

「大丈夫だった?」と尋ねたら、

「大丈夫じゃないわよっ!!!」と即答されてしまった。

何と今年は地面に着いた時に右手首の骨にヒビが入ってしまったそうなのだ。

「ほんのちょっぴりヒビが入ってるだけなのに・・・・・・」

“ほんのちょっぴり”でも骨にヒビが入っているのだから、と、
母の右腕は指先だけを残して二の腕までギプスと包帯で白く固められてしまった。

仕方が無いとは云え、
普段怪我や病気には縁遠い元気な母の右腕の包帯を観る度、痛々しくて胸が痛む。

そして、この怪我の所為で母はパートを一ヶ月近くも休む羽目に陥ってしまった。

いつも“他に人がいないから”と云う理由で休みたくても休めないのだし、
「せっかくだからのんびりして欲しい」と想うのだが、
幾ら休みでも利き腕が使えない為、家事等もほとんど出来ず、
むしろ却ってストレスが溜まっている様だ。

「せめて利き腕じゃ無かったら、まだマシだったのに・・・・・・」

怪我から一週間経った今日、
ようやく二の腕から肘までのギプスは外して貰えたのだが、
残り全部を外せるまであと二週間程掛かるらしい。


「もう大分痛く無くなったし・・・・・・」と病院の先生の許可無く自分勝手にギプスを外そうとする母の姿を宥めながら、
自分の想う通りに身体が動かないと云うのは、さぞかし歯痒いだろうと感じる。

自分も怪我こそしていないが、
現在、諸事情で時間やお金がかなり厳しく拘束されている。

『駄文』や『日記』を書きたい気持ちは沢山有るし、やりたい事は沢山有るのに、時間や環境がなかなか想う通りにならないのがとても哀しい。

せめてもの救いはこの拘束された状況がずっと永続する訳では無い事。
自分が解放されるのは丁度、母の『ギプス』が外れる頃だ。

「早く(『ギプス』を)全部外してスッキリしたい!!」とブツブツ呟いている母に、

「私も早くスッキリしたい!自由になりたい!!」と言ったら、

「・・・・・・・お前は怪我してないんだから、何も不自由じゃ無い筈でしょ?」と、

不思議そうな顔で言われてしまった。


心が拘束されていると、
何故か身体も拘束されている様な気持ちになってしまう自分は、やはり甘くて、根性が足りないのだろう(反省)


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