徒然彷徨
つらつらと……思いつくまま。

2006年04月05日(水) 気まぐれ


懐かしの場所。
私が「インターネット」も「チャット」という言葉も知らずに入った場所。
優しい場所。

それが、まだあるかと期待していた。
違った。空気が違う。不安と寂しさで他人が見えてない。
そして、自己満足な話題の提供しか出来ていない。
相手の雰囲気を察しようと言う気配さえない。

お兄さんお姉さんがいた場所。
世代など関係なく、話が出来た。
十や二十の年上がいることなど当たり前だった。
私はその中で『若い』といわれる部類だった。
何も知らなかった。人とのコミュニケーションの取り方を何一つ知らなかった。
あいさつさえ満足に出来ず、話題を振る事さえなかった。
初めて話し掛けられたとき、私はどう答えればいいのかさえ判らなかった。
傍にいた父が私に代わって、打ち込んでくれた。

他者の目がそこにはあった。
間違った事をすれば注意をする人がいる。
子供は間違いに気がつく。
優しい空間だった。


今も変わらず、あの場所は流れる場所。
だけど、来る人を迎える優しさも、去る者を見送る思いやりもない。
ただ、人が来て、ただ、人が去る。

あの場所はもう、ないのだと思う。




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