日常だと思った。会社に着いて、静まり返った工場の中を一人歩いて……ああ、これが日常だと。お経の音はもう、耳から離れてる。足はしっかり地を踏みしめてる。私はちゃんと歩いてる。……。帰り道、あの日見た赤い光を思い出した。永遠に続く今日なんてない。欠けたものを置き去りにして、日々は過ぎる。まっすぐ続く夜道の中で私は泣いた。祖父を思ってなのかは判らない。↑エンピツ投票ボタン コメント変わります。