おちょこの日記
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2007年12月25日(火) 愛から恐怖へ変わるとき

それは金曜日の出来事。

会社終了後、外に出るとそこに見たのはカズの姿。
心が凍る。

別れを決めたときに、きっぱりと心を離した。
あのあとメールで別れるのは嫌だといわれた。

それでも心は揺れなかった。
すべて今更。

連休だからもしかしてと思ってた。
来るかもしれない。それは頭にあった。
でも、待ち伏せされるとまでは思わなかった。

軽い恐怖。

会社の人と一緒に歩いてたので見なかったフリをした。
でも、気付いたと思う。アタシが見たことを。

駐車場が別なので会社の人と別れた後に小走りで駐車場へ。
嫌だ、逢いたくない。

携帯を出して着信を確認する。
まだ、大丈夫。

今日、お店に行く前に逢うことになってたアタッカー(ヒロ)に電話。

今終わったんだけどさ、と言った瞬間に

お前、どうした、何かあったのか?

鋭い。

今、会社を出たら待ち伏せされてた。

彼氏か?

うん。

大丈夫か?

大丈夫じゃない。ちょっと怖い。

お前の家、知ってるよな?

そりゃね、知ってるさ(笑)

待ち伏せされてんじゃないの?

怖いって!

俺今すぐでる用意するから直接こっち来い。心配だから。

わかった。

切るとすぐに着信。カズから。
嫌なんだけど、こういうの。

出なかったらメール。

逢いたいから帰ってきた。逢えないかな。

無理。

こんなことする人じゃないのに。
嫌いになりたくないのに。

パニクって何故か家方面へ(笑)
あ、どっちにしても一回帰らないといけなかった事も思い出す。

いつもは通らないほうから家へ。
まさかいないよね。
車もないし大丈夫。

車を降りて急いで玄関の鍵を開けようとしたその時、

アタシの名前を呼ぶ声がした。

怖い。

その瞬間に腕をつかまれる。

嫌だ、振り払い逃げる。

そこに好きという気持ちはなかった。
名前を呼ぶ愛しかったはずのその声が嫌だった。

ヒロの言うとおりにしておけばよかった。

帰って。そう言った。


続く






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