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2005年01月06日(木) 演劇賞

朝日舞台芸術賞が発表されましたね。
結局グランプリは2年連続で観ていないもの。
新国立劇場の『喪服の似合うエレクトラ』。

山南さんの大河後初舞台だし(<間違っている)
気になる舞台として一応メモしてはあったけれど、
「ユージン・オニール作品を栗山民也演出」と聞くと、
『夜への長い旅路』の辛かった記憶が甦ってきて、
どうしても劇場に足を運ぶ気になれなかったもの。

案の定、感想を見て回ると「良かった」と感じた人と
「かったるかった」と感じた人、真っ二つという感じ。
じゃあ行かなくて正解だったかなと納得してたけれど、
賞を取る作品を毎年全く観てないとなると、妙な話、
「仮にも演劇ファンを名乗るのに」という気が湧いてくる。

いっそ本当に全く観たことないものばかりなら、
選考者と趣味の合わない賞だと切り捨てられるのに、
毎年誰かしら、気になる人が入ってるのも嫌な感じ。
阿佐スパ『はたらくおとこ』に対しての長塚圭史、
『ファウスト』での振り付けに関して、近藤良平。

近藤良平さんについては、「新鋭で清新さあふれる」
個人や団体に与えられる賞だから、朝日の賞の中では
若干、雰囲気が違うものが入っていても当然かもしれない。
でも、坂手洋二や野田秀樹という、観るたび「はい分かった、
君たちは頭がいいね、私はバカだよ」と感じさせられてしまう
とても苦手な人たちと並んで「長塚圭史」の名が書かれると、
彼らの作品も、感性だけなら理解できないはずはないもので
「お前は単に、難しい作品を観て頭を使うことを放棄してるんだ」
と言われているような気がしてしまう。

思えば『ペリクリーズ』も、劇場の遠さや出演者だけでなく、
哲学っぽい面倒くさそうなイメージも嫌で、避けたっけ。
観劇なんてただの趣味なんだから、小難しいことが嫌いなら
避けていればいいだけのはずなんだけど、避け続けると、
逆にいきなり、コンプレックスが痛んでしまったりもする。
せっかくだから少しは、帝劇・日生・Parco・青劇常駐から、
コクーンや新国立にも足を伸ばしてみるべきかなぁ・・・?



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