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| 2004年02月16日(月) |
『ひめゆり』byミュージカル座 |
結構マジメに『新選組!』出演者番組をチェックしてます。 今日は『いいとも!』に白井晃さんが出るらしいので、 きっちりタイマー予約かけて出勤。帰ってきて見たら、 さすがに番宣的なことはしてくれなかったものの、 既に死んでしまって撮りは終了、ただし、殺される場面で 伊原剛志さんの剣がぶつかって、右手中指骨折という話が。 やっと中居の指が治ったばかりなのに、また気になる骨(泣)
あとは、先週の山崎一さんから「代役に演出就けておいて、 自分が入ったら違う演技をするのはやめて」との伝言が笑えた。 小劇場界って作・演出・出演という人、すごく多いけど、 白井さんはいかにもものすごく、そういうことしそうな人だし。 『ファウスト』からは「1時から稽古だから早く来てね」と。 稽古場どこか知らないけど、随分ムチャな話だなぁ(笑)
『ひめゆり』 幕:1幕70分、休憩15分、2幕75分 席:東京芸術劇場2階A列30番 作曲・編曲・音楽監督:山口��也 作詞・演出:ハマナカトオル 出演:キミ:本田美奈子、上原婦長:土居裕子 滝軍曹:岡幸二郎、檜山上等兵:戸井勝海 ふみ:川田真由美、ルリ:小笠真紀、杉原上等兵:中本吉成、 教頭先生:本間識章、神谷先生:竹本敏彰、ほか
実はこの演目、初演をキャスト目当てで観て苦手でした。 もう観ないと思いつつ、変更されたキャスト目当てで 再演も観に行き、別の変更されたキャストが更に苦手で、 今度こそもう観ないと堅く決意。今回は、戸井さんが出ると 聞いても、頑としてチケットは取りませんでした。 でも戸井さんファンでもない友人から「他はともかく、 この戸井さんを観逃すのはあまりに勿体ない!」と言われ、 結局、急遽チケットを取っていただき駆けつけることに。
そして、戸井上等兵。満足させていただきました。 2階からではさすがに表情までは見えなかったのですが、 なんだろう?全身から、骨太な男らしさが感じられて。 妙な言い方ですが「肉体」を感じたとでも言うのかな。 うじの涌いた傷から逃げようとする女学生に対し、 これが戦争だと、自分は人も殺してきたと言葉を投げつけ、 死にたくないと思いながら、逃げる途中で足の骨を折れると 自決しようとし、最期は人の盾となって死んでいく檜山。
何度も繰り返される多分テーマソングであろう ♪生きていること という曲の歌詞が、 彼の演技によってリアルになっていたと思います。 確かに、この芝居の中で最も現代的な状況把握をしている 人物だけに、共感しやすいという側面はあると思いますが、 逆に彼までも類型的になってしまうと、舞台が死んでしまう。 自分に何ができるだろうということが、この舞台で初めて 感じられたと思います。それと、歌も良かった。 こんなにはっきり通るいい声だったかなぁ…。嬉しい。
他に関しては今回、距離が遠かったせいか、 今までと違った見方をしてしまっていました。例えば、 「アメリカ人は血をすするんだって」みたいな台詞を聞いて、 新選組での台詞、「メリケンさんは肉臭い」を思い出してしまい 頭の中で「1945-1868=77年か……」とか考えてみたり。 鹿鳴館とかモガ・モボって何だったんだろう? 日本人の意識は全然変わらないまんまだったのかなとか。 「2004-1945=59年」と比べると、とても不思議な気がする。 あと「クリミア戦争」「ナイチンゲール」とか聞いて、 敵性言語じゃないのかなぁとか、余計なこと思ってた。 隣の2人連れがずっとしゃべっていたせいもあるかもだけど、 飽きなかった分、変なことばかり考えてたかも。ごめんなさい。
他のキャスト。 本田キミ。やっぱり苦手。『十二夜』の猫みたいな方が好き。 でもこの距離で聞けば、頭に響いて辛い声も比較的楽でした。 この演目、再演するごとにキミが主役になっていってるので、 彼女の「私が主役よ」歌いこそが演出の希望かもしれないし、 私の好みに合わないのはもう仕方ないかと、諦め気分。
土居婦長。好みの問題なのですが、 前回までの鈴木ほのかさんが目にちらついてしまいました。 ほのほのより人間くさかったかと思うけど、上原婦長では、 人間らしい苦悩を抑えて隠し切る強さの方が見たいので、 ♪甘い夢を見ましょう と歌われて思わず一緒に歌ってしまう 気分に、もう一歩なりきれなかったのは ちょっと残念。 キ〜ンと強く前に出る歌声も、ミュージカル座さんの好みなの でしょうが、もう少し丸みを帯びて歌えるはずなのになと思った。 岡軍曹。より強くなったなと思います。強引さが 見えるようになったので、逆らえない周りが納得できた。
他、今までは他のキャストは覚えていられなかったのですが、 今回、杉原上等兵が良かったんじゃないかなという記憶が。 キミに対する気持ちが見えた分、後の檜山との関係性が より はっきりしたんじゃないかなと思ったり。 全体的に今までよりは、ミュージカル座の座員さんと ゲストたちの実力差が若干狭まってた舞台だった気がするし マイナス方向の覚悟をしていったせいかもしれませんが、 ちゃんと見せてもらったと思いました。
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