MONSTER最終巻。

■昨日、本屋でバイトをしているイトコに
「MONSTER」の最終巻買った?と聞かれ、
慌てて今日仕事帰りに本屋を駆け込みGETしてきました。

あぁ、2月終りにすでに発売されていたんですね。
ううう、知らなかった・・・・(涙)

んで、帰ってすぐ読みました。
読み終わった後、頭の中でぐるぐるぐるぐる、いや〜な渦が巻いていて・・・・
加害者=被害者。
子供の頃に体験したコトがその後のその人の人生に大きく関わって来るって、ホントにそう。
「人間らしい生き方」が出来なくなるってどんな恐ろしいことか。
どんなに悲しいことか。

恐いです。なんつーか、薄ら恐い。うーん。。なんだろう・・
はっきりとじゃなくて、考えれば考えるほど恐くなってくる。
怒りとか恐怖とか色んなものが同時に渦巻いて、ぐるぐるしてしまっていやんな感じ。

そんな深い話が漫画で描ける浦沢直樹センセイに万歳。
真面目に漫画って深いよな〜と思ってしまうんですよ。こういうの読むと。
更に更に惚れてしまう世界だったりする。

でもやっぱもうちょっとライトな方が好きかな。私は。
私、こう読み終わった後、もやもやした変な気持ちになるのって、結構引きずってかなりブルーになるんですよ。。。。
ダメ人間。自分の中で整理が出来ないんだよな〜。あう。

えと、浦沢先生の「MASTER キートン」は本当にお奨めです!!!!
これを描いていなかったらきっと「MONSTER」は生まれていなかったと思うのですが、前向きに生きる主人公キートンが最後まで本当に見ていて気持ち良いv
MONSTER並みに考えさせられる話も入っているけどね。
1話1話、訴えるものがあって、変な小説読むよりずっと色々学べますv

万人に薦められるのはキートン。
ダークで深いのがお好きな方はMONSTER読んでみてはいかかですか?
まだ読んでらっしゃらない方。

なんだか、書いている自分もようわからん文章になってしまった(汗)
しかし、これだけは・・・
浦沢先生の漫画のセンスは真面目に最高デス!!!!
雨に濡れた地面描くのにアシスタントにご自分で一回描いてみせて指示するシーンを
昔「誰でもピカソ」(東京TV系列の番組)で見たんですが、
すっごくこだわりを持って絵を描いている人なんだな・・と感心しましたもん。
あぁ、ああいうセンスが欲しい・・・・
か・・・かなり無理っぽいけど、憧れてしまうのです。。ぐう。
あ・・雨に塗れた田舎街のシーン・・・・か・・感激ですよ。あの描き込み・・・
2002年03月04日(月)

日記 / み。