Bonjour♪ソワレ日記
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2002年11月07日(木) 越路吹雪さんによせて

今宵は今宵じゃないけれど今宵は越路吹雪さんによせて書いてみます
そもそもがこの方に出逢わなければ今の僕なんぞや、全く想像つきません
ということはこの方に出逢わなかった人生ってのも、想像に難くないはずなのに、
何故かどうしてもそれは判りません
格言1/出逢いは必然である

越路吹雪さんはまじでかっこよくて、それは僕にとって最高のかっこよさ
何だかすごいことをたくさんやっていて、全く人間というのはパワー満タンなのね、と
思います
例えば12ヶ月のうち11ヶ月舞台を行い、合間をぬってのテレビ、ラジオ、映画アンドソロリサイタル
全く以てすごい仕事量、社交界での狂乱乱舞もしっかりとこなす
そのエンターティナーぶり
格言2/やる気になれば何でも出来る

岩谷時子さんをはじめとした素晴らしいスタッフに支えられ、その方々に感謝する気持ちを
いつも忘れなかった越路さん
でもかなりのとんちんかんで、そういう天然素材振りを愛され、心底心配されて、
越路さんは輝きました、みんなほんとに心配だったのね
お茶目でかわゆい人、でも心遣いは忘れない、だからこそみんなに愛された
格言3/周囲に支えられて自分がいる

その天才的な舞台を歌謡界の女王といわれるあの方がこっそり観にいらしたそうな
取り巻きのファンの方がそれを報告したら、「あ、そう」とおっしゃったそうな
その方は越路さんが亡くなった翌年から「愛の讃歌」を唄い出したのだそうな
そんな越路さんはいつも緊張していたのだそうな、そして体調管理の全てを舞台の為に捧げたのだそうな
格言4/眠れぬ夜は睡眠薬

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23回忌というのがどれくらいなのかは自分の年齢に照らし合わせて見たら判り易い
ガキもガキ、子供のはじまりのその頃にこの世を去られた越路吹雪さんに憧れる
この心情のいちばんはじめの気持ちは
「こんなかっこいい人が日本にいたのだな」でした
憧れの存在、それは生きざまかも知れないけど、はじめに出逢った越路さんは唄っていたから、
歌手としての越路さんに憧れたのでしょう、歌手になりたい、とか思ったことなかったけど
運命の道はその都度選択出来るとして、その中にどれもささやかな幸せは含まれていて、
でもそれを求めるよりも確かな光みたいなのが見えて、そっちに進むのがきっと幸せで、
それに伴う辛さって、いくつになってもどんな状況でもどこかで乗り越えられる自信があったりして
なんてことはもういいや
今日はちょっと理屈っぽいな、お墓参りに行って来ました
「あんた誰?」って言われてもいいもんね、僕はあなたに憧れてます


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