コトバアソビ

2003年04月18日(金) 名のない少女

『私に名前をください。』


そういって

俺の手を握り締めた少女は

どこにも属さなく

薄汚れていた


侮蔑の目を

投げかけても

少女は

手を離すことはない


『なら名をやろう。
 【名のない少女】それがお前の名だ。』


そのままを

与えた


少女は

喜んで走っていった


名のない少女

お前は

いつまでその名を

掲げ続けるんだ?


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