『約束の封緘 1』 - 2005年02月24日(木) 小高い丘の上、夜闇の中で、 光沢のある薄絹を纏った娘がひとり、舞っていた。 指先を隠して踝までも届く長い袖が、 一振りごと鮮やかにひるがえる。 軽やかな衣擦れの音のみが、舞を彩る音曲だった。 その袖口から、薄い赤に色づいた花びらが零れ落ちる。 はらはらと。 袖が舞えば高みからゆっくりと、 地を滑るようになびけば雨のように。 絶えることなくいつまでも、はらはらと、ただはらはらと。 もう随分長いこと舞い続けているのだろう、 娘の舞台はすっかり花びらに覆い隠されていた。 娘は目を閉じて、繊細な面に微笑を浮かべている。 顔を上向かせて背を反らし、一呼吸。 やわらかにふくらんだ胸元から前方へしなやかに解き放たれた右腕が、 見えない観客へ見えない何かを贈る軌跡を描いて 横へと伸ばされていく。 同時に左腕は、真っ直ぐに月を差すように真上へ。 二呼吸。 ゆっくり円を描いて再び胸元へ収まった腕は、 二枚貝が開いていく様を思わせながら、揃えて前方へと突き出された。 地面をこする白い裾から伸びる裸足の爪先が、 軽やかに花びらを蹴立てて調子を刻む。 くるりくるりと右に二度回り、左手を地面に差し掛けて掬い上げる仕草。 今度は左に二度回って、右手で同じように。 爪先立ちで伸び上がった後、 両手を月に向かって恭しく掲げてみせる。 玉虫色の衣が青から緑、緑から黄色、桃へと表情を変えて煌いた。 天頂に掛かった真円の月は、ただ静かに地上の光景を見下ろしていた。 ************** 桃缶央華ネタ。 零世代の時代です。 つまり、木蓮が過去ジャンプした時代ってことで。 先日の桃缶のセッションの後、 私が勝手に捏造した(笑)第一世代と零世代の関係図を 披露させて頂いたのですが、 割と好評だった上にその他の設定も生まれまして、 私の脳内、この時代で一色さーという感じです、今。 王獅って結構ひどい人というか、現実主義者です。 1の犠牲で確実に100助かるならあっさり犠牲にしちゃうタイプみたいです。 んー……考えてみると、 これは甘えと言うか顔見知りならではの信頼も あると思うんですけれど。 武昂ちゃんは、純粋すぎるくらいに純粋です。 純粋すぎて思いつめてあっさり臨界突破しちゃうタイプです。 させます。いぇーい(マテ) 海華さんは、思考がオトナです。 言動は子供っぽいというか、私流はっちゃけ女の子と一緒なんですが。 信頼したひとには、躊躇うことなく預けちゃいます。 固有名詞出してから思いつきましたが、 これって桃缶メンバー以外に分からないんじゃなかろうか(マテ さて。1。1なんですね、これ。 2に続きます。 先にばらそう。海華さんと王獅のシーンです。 舞い手が海華さん。 次に王獅が出てきます。 王獅に決めていただきます。 この時代、このエピソード中の唯一の明るい話です。 同時期シチュエーションで、 武昂ちゃんと召鬼のひとのシーンもあります。 『解き放くは遥けし道』、かっこ仮題、まる。 タイプミスではなくて、「ときさく」と読みます。 当て字ではありません。 「放く」で「さく」と読めますので。 しかし……1です。 私の続き物はやばいんだよなー……。 いやっ、でもっ、書きます、頑張ります! ……たぶん……(マテ) >みきさん 蒼天、見たいですーっ!! えー、蒼天の趣味は、師匠と違って派手好みです。 豪華一点主義的な感じの華やかさが好きです。 上品よりは豪胆です。 服は動きやすいものが好きみたいです。 基本は幻想水滸伝2のジョウイみたいな感じ?(格好だけ) でも、風に裾がなびくとかそういう効果も好きなので、 おっきめの上着とか羽織ったりとかします。 あんまり前を閉じたりしません。 でもって、矛を振り回す時は邪魔なのでばっさり脱ぎ捨てます。 作法が重んじられる場所でちゃんとした衣装でないとマズい時は シュウさんみたいな長めの上衣を着て誤魔化します。 木蓮も基本の躾はしてるので、 いざというときはちゃんと振舞えます。 が、必要に迫られない限り、軽佻浮薄を地で行きます。 どの服にも、過剰にならない程度に刺繍やら装飾やらついてます。 鳳凰柄とか大好きです。 木蓮も甘やかしてるし、遺産(笑)があるので服には困りません。 勿論遺産は好みにピッタリです。 何気に衣装持ちです。 装飾品も好きです。 雰囲気は、歌舞伎者って感じ。 ……参考になります? ...
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