マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

Between the Lines - 2004年11月13日(土)

(1)クレメンス商法

 40歳をこえても凄い投手であり続け、今年もサイ・ヤング賞を獲得したロジャー・クレメンスだが、僕はどうもこの人の往生際の悪さが気にかかる。去年も「99%引退」と言ってヤンキースとの契約を解除してアストロズに行ったし、今年もまた「99%引退」と言っている。個人的には、まだ十分やれる力もあるのだし、1%の未練があるのなら、現役を続ければいいと思うのだが。
 なんだか、僕が中学校のころ近所にあった、毎週「店じまいセール」をやっている靴屋と同じような気がするよ。いつも「開店セール」と「閉店セール」をやっている某紳士服店とか。
 「駆け引き」なのかもしれないし、小さな店がやるならネタとして認知するのにやぶさかではないけれど、クレメンスさんともあろう人が…と、ちょっと哀しい。


(2)不倫の裏側

 「好きになったのだから、仕方がない」とか「かまってくれないパートナーが悪い」とかいう言葉に「その通りだ」と全面的に感情移入してしまう人は、「アラファトが死んだから、パーティよ!」と歓声を上げるイスラエル人を「酷い」なんて言えないはずだ。不倫カップルの羅には、「不倫をされている人」が必ずいるはずなのに、一方からの観点だけで判断できるものでもあるまい。


(3)視点

 とはいえ、「いろんな観点からみる」というのをつきつめていくと、結局のところ、「流れに身を任せるしかないのかな」というような気もしてくるなあ。


(4)ソフトバンク・ホークス

 地元民は、「球団が福岡から動かないならいいや」という感じで、みんな冷静。しかしながら、「ソフトバンク・ホークス」となると名前が長くで呼びにくいし、応援歌の「若鷹軍団の歌(正式名称は違います)」の締めの「われら〜の われらの〜 ダイエーホークス〜」がどうなるのかが危惧されていて、「ソフトバーンク ホークス〜」は言いにくいよなあ、なら「ビービ〜 ホークス〜」ならどうか、とかそういう話になっています。それよりなにより、福岡ドームで、あの赤い袋をお姉さんたちが配ったりするのかなあ、なんて想像すると、なんだかねえ。どうみても、もう貰うべき人は貰い尽しているし、見ていていたたまれないんですけど。


(5)楽天的な人々

 「秋には、田尾監督を胴上げできるように!」って某選手が言ってましたが、たぶん発言している本人も、そんなことが可能だとは思っていないに一票。少なくとも今年に関しては、パリーグの他球団は、「いかに楽天相手に取りこぼさないかだな」と考えているのでは。


(6)震災の教訓

 新潟でボランティアのふりをして取材自粛地域で取材をしていた人たちは、関西テレビのスタッフなのだという。この人たちは、阪神淡路の震災をどういう気持ちで報道していたのだろうか。


(7)中東和平

 ブッシュ大統領は「4年で新国家を」と言っているらしいが、他所の国の意向というか気まぐれみたいなもので「国」とかをつくられてしまう状況というのは、それだけで悲劇だ。


(8)青木さやか

 まったく同じような芸風なのに「今、売れている」という先入観があると、傲慢な感じに見えるような気がする。



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