Comes Tomorrow
ナウシカ



 Dr.コトー増員!?

時事通信ニュースから

<医学部定員さらに増員=へき地勤務で奨学金返還免除−医師不足対策・厚労省など>

深刻な医師不足を解消するため、厚生労働、文部科学、総務の3省が、大学医学部の入学定員を増やすことに決めたらしい。
各都道府県の増員分(計245人)については、奨学金を支給し、卒業後に9年間へき地で勤務すれば返還を免除するという。

私はこのニュースを見て、ええ〜と思ってしまいました。
9年間ですよ、しかもへき地、誰が行くんだよ〜って。
看護師の御礼奉公(古い言い方だけど、まだシステムとしては残っている医療機関はあるでしょう)でも、2年看護学校の学費を出してもらったら、同じ年数だけその医療機関で働くというのがあります。

医師は、確かに看護師よりは卒業まで年数かかりますけど、9年も長いのではないでしょうか?
しかも、へき地でしょ?
へき地といえば、医師がいない地域だったり、医療施設も充実してるとは言えないですよね?
そんな所に、医師免許取立ての人が行って、何ができるのでしょう?
何か学んだりできるでしょうか?
それに、そういう新人ドクターに自分の命を任せられる?
これは大いに疑問です。
ただ医師を送り込めば良しというわけではないんですよ。
現場の意見はちゃんと聞いて決めてくれたのかしら?


これ実際にあった話なんですけど、私が以前勤務してた救急病院で、心肺停止の患者さんが運ばれてきました。
その日、当直していたのは医師になって2年目の新人ドクター。

すぐにでも気管内挿管をして気道を確保しないといけない状態。
そのドクター曰く 『僕、やったことないから出来ないよ』
ビックリしたのは、その日、救急担当のベテランナース。
『何言ってるの、先生!教えてあげるからしなさい!』
彼女は婦長経験者だったんです。

それでも、モタモタしてる状況じゃないんで
『もういいわ!私がするわ。先生は介助して!』
それでナースが挿管、ドクターは介助。
それで何とか一命をとり止めたのでした。

助かったので良かったという話なんですけど、これ法的には違反なんですよね。
バレたら、そのベテランナースは処分されます。
でもあの時、ナースが処置をしていないと、患者さんは死んでました。
これがリアルな現実といいますか…

まぁまぁ都会の病院でも、こんな感じですよ。
へき地…大丈夫か?
これから医師を目指そうと思う人が、夢を持てるような措置でしょうか?
なかに志高く 『へき地?大いに結構、やってやる!』という奇特な人がいたとしても、果たしてDr.コトーは生まれるでしょうか?う〜ん…


2007年09月01日(土)
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