とある事情で仕事が休みなので、 それを利用して美術館へ。 アート作品の波に「ほほーっ」と気分良く飲み込まれる。 私の神経と知能だけではとても評価しきれないぐらい 広く深く末端までこだわり抜かれた表現にはもちろんのこと、 こんな特殊なことを日夜頑張っている人生がある、ということ自体にも、 漠然と畏敬の念を覚えるのだった。 ずがーんと、頭上でおっきな鐘が響いたような振動を感じる。 その後大学を訪ね、先生方や後輩のみなさんと喋る。 いろんな方に名刺を渡す。今までで一番名刺を渡した日である。 ここで覚えたことのうちで、今すぐに役立つことはほんの一部だが、 これから時間をかけて恩恵を受けていくんだろうと思う。 高校まではほとんど「次に進むための」勉強をしていたが、 大学に入ってからの勉強で、生き方を作る材料集めをした気がした。 答えのない状態を「ヨシ」とすることとか、 考えを伝えることの楽しさとか……じわじわ効いてほしいもんである。 最近ずいぶん都会にも慣れたが、 おしゃれすぎる店は相変わらず緊張するなあ。 恐縮デスッ、ってなってしまう。 今日も、フランスパン一個500円で売っている店で、 トング片手に「恐縮デスッ」となってしまった。 まかりまちがって、おいしそうなデニッシュのパリパリした表面を 「ざくっ」とかつっついてしまったら、 弁償代を取られるんじゃないかと思うぐらい。 賠償金を請求されるんじゃないか。 訴訟を起こされるんじゃないか。 「パン訴訟」だよ、「パン訴訟」。 パンソショー、フォンドボー、炭素棒。 炭素棒って、電極にすると発砲したりするやつだっけ。 あっ、またおぼろげなのにノリで書いている。 化学は苦手だったじゃないか。 なんとなく語感が近い単語を思い付いたからってさ。 そもそも、「フォンドボー」でもすでに苦しいよ。 |