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「結婚式とオンエアバトルはある意味で似ている」という仮説
2005年04月23日(土)

今日は休日。
ということで、この休日を利用して、親戚の結婚式に出席してみました。

……と、いかにも「思いつきでふらっと行動した」風を装って書いてみるも、
まーぶっちゃけた話、この予定は数ヶ月前から決まっていた。
そりゃそうだよね。

「もしもしーはやさん?」
「あっ、おばさん!久しぶりー」
「ところで、今日ヒマ?」
「うん。どしたの?」
「実はね、うちの子が今日結婚式なの。来ない?」
「おおー、そうなんだー!行く行くー」
ってなノリで、飛び入り参加的な、ぶらり途中下車の旅的な感じで
結婚式に行くことになったっていうようなことでは、ない。
飲み会感覚で誘われて、招待状が携帯メールだったりとかでも、ない。
さすがにそこまでお手軽な時代じゃないわけである。

そんなわけで結婚式に参加。
高いヒールを履いているのでいまいち動きにキレがないのだが、
そういえばもともと、私の動きにはキレがない。だから別にいい(?)。
今回の結婚式で見付けた一番の面白ポイントは、
(※そもそも結婚式とは新郎新婦を祝うことが目的の集まりだが、
  あまりの非日常的な状況に、つい面白ポイントを探してしまう場でもある。)
「新郎の勤務先の上司によるスピーチ」だ。

……これ、どうですか。(?)
新郎の勤務先の上司。
正直言って、親族からするとそれほど興味もなく。
必ずしも、新郎と親しく付き合っているとは限らない、とにかく『上司』。
場合にもよるだろうけど、たいていは「近くて遠い」人だったりする。

親族や友人であれば、結婚式への参加は「プライベートな用事」で、
心からの「おめでとう〜!」が動機で参加するものだ。
だが、おそらく勤務先の人達の中には……
そりゃもちろん、仕事とはいえ固い信頼関係で結ばれていて、
心から祝福したいお気持ちで参加なさる場合もあるのだろうけど、
……「せっかくの休日を割いてる」感じでいらっしゃる場合の方が多そうだ。
親族としても「ご多忙中すいません」という視線で見てしまうし。
「いえ、部下の人生を見守るのも仕事ですから」って答えてきそうだし。
もし「結婚=オフィシャルで通用する愛情の形式」ととらえるなら、
オフィシャルな世界の代表として上司を結婚式に招くのも納得できる。
ただ、なんか違和感を感じてしまうんだなあ。

で、そんな人のスピーチは、違和感だらけで面白いのである。
いきなり会社紹介を始めたり。
資本金がいくらで、従業員が何人、創立はいつ、主力商品はこれ。
そうやって思いっきりオフィシャル祭りを開催した上で、
「○○君の普段の人柄は……」と、急にプライベートに迫ろうと試みる。
そういう一連のぎこちない流れを、
バラの花やシャンデリアや薄ピンクのテーブルクロスで満ちあふれた会場で、
緊張した面もちの新郎新婦の前で、
隅っこの方でスタンバイしている大勢のウエイター達の前で、
知らないおじさんが大真面目に、それもたいていなぜか長時間に渡って
繰り広げてしまうのがなんともおかしい。
その話を、親族が生あくびしながら聞いていたり、
ましてや食べかけの料理を再び食べ始めたりなんかしていたら、
もうおかしくて、笑いをこらえるのが大変である。

今日は、新郎の勤務先の社名がすごーく頭にこびりついて離れない。
……会社の宣伝効果はあったんだろうな。
あっなるほど、そういう戦略意図か!
こりゃいっぱい食わされたなあ(笑)。
(※上記の(笑)は、音でいうと「ガハハハハ」で。)

面白ポイントの本命である「新郎新婦の友人による余興」は、
……まー、そこそこかな。
もともとの期待値が高いだけに、やっぱり難しいよね(何の審査?)。
ハードル上がってるんだよ。

NHKの「爆笑オンエアバトル」で、
かしこまった真面目な口調で若手芸人と話すアナウンサーが
妙に面白く感じられて、後々印象に残ったりする。
「上司>友人」というインパクトの比較は、
まさに「アナ>芸人」という逆転と相似にも見える。
でも結局、勝負をかけるのは芸人。
新郎新婦の友人は、本来の期待に応えるべく、
もっともっと精進しなくてはならない。

ということで、ここを見ている私の友達よ。
もし結婚する時は、是非私を呼んで、
なんか面白いことをやる機会を与えてみてください。
歴史をゆるがすチャレンジがしたいのです(すっごい危険なお願い)。