昔のことを語るとき。 その時期がどれくらい昔のことだったかを説明するときに、 「ミュージックステーションの司会が、タモリと生島ヒロシだった頃」とか 「ポップジャムの司会が森口博子だった頃」とか、 なぜか音楽番組の司会者の顔ぶれを挙げることが多いよね。 えっ、多くないですか?いや、我が家だけなのか。 昨日ゆずのライブを深夜にテレビでやっていた。 私はカッターで紙を切ったり(いや、立派な作業なんざます)しながら その模様をラジオ感覚で聴いていて、 何曲か知っている歌があったので、なんとなく一緒に口ずさんでいた。 するとそれは次第に大声になっていて、いつしか口ずさみのレベルを凌ぎ ちょいとした熱唱へと成長していた。一曲が終わってはたと気付く。 ……あー、都会には住めないなー。 「正直、うるさいっす」と言われて住処を追い出されかねない。 こんな調子だから、ウォークマンで音楽を聴きながら歩くのが 怖くてしょうがない。 私はウォークマンを使うことを避けている。 その理由は、ちょっと前までは「イヤホンで頭痛がするから」だったが、 最近「音楽が聞こえるとそれに合わせて歌う習性があるから」になった。 歌いにくい曲なら大丈夫かというと、そうでもない。 歌のないBGMでも「ラララ」とかで旋律を追うから始末が悪い。 逆手にとって路上ライブやってもいいかなあ。 ♪ちょっと一曲歌わせてぇ〜(森山直太郎/太陽) みたいな感覚でね。 それにしても、森山直太郎の曲は男性にしてはキーが高いなあ。 「桜」など、完全に女性のメゾアルト音域だぞ。 よくバンドの解散理由で「方向性の違いで」等々の言葉が 使われていることがある。そんな時、 「いや本当は、ただ単に仲が良くなかったんじゃないか?」 なんて、素人的にはついつい思ってしまう。 「そうだよね。だってジ・アルフィーって、 パッと見の印象は方向性バラバラじゃん。」 なんて言いながらね。なんとなく、でのコメント。 でも本当にアルフィーって三者三様だなあ。三権分立(?)。 メンバーは絶対「桜井・坂崎・高見沢」っていう順番で 呼ばれている気がする。高見沢はオチなのか。 それになんとなく、「さくらい さかざき たかみざわ」って 続けて読み上げる日本語は、音として美しいしね。 たとえば「名月や 桜井・坂崎 高見沢」みたいな。和歌かよ。 でも、“今の音楽業界における名トリオ”といえば 「ジ・アルフィー」ではないかと私は思っている。 ちなみにお笑いの世界での名トリオは「ダチョウ倶楽部」だと思う。 それ以前に、なんなんだ名トリオって。 |