春と聞かねば知らでありしを。 ……明日からまた寒いらしいなーあ。 いかりや長介氏が亡くなったと聞いて、哀しい気持ち。 私にできることといったら、 踊る大捜査線の和久さんのモノマネを練習することくらいだけど、 (いや、それも別にしなくていいけど) ご冥福をこんな所からもお祈りしています。 明日からまた喧噪の日々。 黒いスーツで、殺し屋気取りで出掛けるのさ。 でも、私がかちっとしたスーツを着ると総合的に面白いらしく、 「いってらっしゃい」と見送る母が毎回笑顔である。 「にっこり」じゃなく「ぷっ」寄りの笑いで。 そんなにおかしいか。 面白いなら面白いでいいけど(ええ、いいんですけど)、 同じネタ(ここでは、装い)で繰り返し笑うのはやめてほしい。 同じネタを何度もやって笑いが取れるなんて、 普通はそんな甘いもんじゃないでしょう。 家族が笑い上戸だから、家にいるとそれだけで笑いのレベルが低下していく。 違うんだよ、俺はもっと上を目指して居るんだよ。 誰がいるのかすらわからない上を。 犬の頭に値札シールを貼るのがなによりの趣味である。 履歴書の趣味の欄に書いていいのかな。 いや、趣味っつうか癖なのかな。 習慣かな。ならわしかな。呪い(まじない)か。 レンタルしてきた紅の豚イメージサウンドトラックを聴いていると、 なんかウイスキーが飲みたくなる。っていうくらい、 なにか強烈な記憶により洗脳されている気がする。 強烈な記憶、っていうのは、 経験自体がほんとに強烈な場合と、 受け取り側が敏感な場合とある。 子供の頃の体験で強烈なものが多いのは、 それだけ世間知らずだからという理由がある。 歳を取っても物事に敏感でいられる、というのは 一つの才能かも知れないとはかねてより思っていたが、 逆にスタミナの問題かも知れない。 外部に反応していちいち振れ幅を持つ、心のスタミナ。 体力にはこのとおり限界があるけれど、 そっちなら私もまだまだいけるかもしれないなあ。 と、ひどい頭痛に倒れながら思うのだった。 まあ、幸い胃の方はだいぶ回復したからよかった。 これからが正念場である。 |