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タブレット復活
2004年03月05日(金)

今日はひっっっさびさに、「タブレット」を使った。
そう、最近ずーっとマウスだったのである。
トップのピクセル画は、マウスで描いてある。
筆圧が表現できないし、カチカチやらなきゃいけないから
まどろこしいったらありゃしない。

そう、3月の目標は「ピクセル画をもっといっぱい創ろう」。
作品集として出せる形のものを、もっともっとパワーアップさせたいと
思ったのである。

かつて「キレイなもの」を創ることが素敵だと思ってきた。
でも、それでは自分は「一番」になることができないと思った。
だからピクセルで今描いているような、
かつての「落書き」を、人に見せられるレベルまで熟成させたものを
創り出して育てることをしたいと思うようになっている。

一番になることが全てじゃないとは思いつつも、
明らかに「一番になれないなー、あの人の方が上手いよなー」という
“感じ”を持って取り組んでいることを仕事にしたいとは、思いにくい。
仕事にしようと本気で思うことや、一生続けたいと思うことは、きっと
「これをやらせたら私は一番」っていう“感じ”が持てることが大切だ。
それは、特に学生のうちは「実際に一番になること」以上に大切かもしれない。
「私はこれだけは負けない」と“思って”仕事するAさんと、
「私の力じゃ一番にはなれないだろうけど一応やっとこう」と“思って”
仕事するBさんがいたとして、
仮に今AさんよりもBさんの実力が上だったとしても、
Aさんの方が「幸せ」だろうし、将来Bさんを追い越す可能性を感じる。
「無理だなあ」と思った時点でそれは無理になっちゃうのだ。
裏切られることより、信じられなくなることの方が怖いと
大事マンブラザーズも言っていた(古い)。
ドンキホーテ的な理屈で言えば、信じれば不可能はないのだ。

そう、今日は近所でドンキホーテっぽい映画を観てきた。
哀川翔主演「ゼブラーマン」である。
ある人が先月、すごく狭い範囲でCM(?)してたので、気になっていた。
客層は、オジサンや女子大生や子供連れなど、バラエティ豊かだった。
感想もバラエティ豊かである。
全体には「横浜版ドンキホーテ」って感じの話だなあと思った。
日本人だからドンキホーテよりも奥床しいし、間に趣があるけど。
哀川翔だから最終的には強いし、人もいっぱい死ぬけど。
「信じれば空も飛べるはず」っていう、ピーターパーンみたいな夢もある。
ヒーロー物であり、SFであり、怪しくもあり、ある意味スポ根っぽくもある。
ツッコミどころも多数ある。古田新太さんは相変わらずいい味出していた。

テーマは「何かを好きになるパワーってとにかくすごいんだ」である。
と、私は受け取ったんだけども……。
まさか最後主人公が逮捕されるとは思わなかった。(ネタバレ)
でもハッピーエンド。

映画観られる所まで徒歩5分なのに、2年ぶりでございました。
前回就活して以来ってことか……(笑)
気分転換したかったんだろう、きっと。

結局、自分の好きなことをしてる時が一番自分っぽくて、
安心できる「ホーム」であり強みになるんだと思う。

この日記も、言葉の面で「ホーム」という感じがする。
普段は浮かんで漂うだけの私の空気が、文章として溜まっている場所。
だから自分が吹き飛ばされそうなものに出会った時は、
ここに来ることでほっとする。私の空気ってこうじゃないか、と思えるのだ。
精神的に強くいられなくて迷う時、こういう場所が役立つのだ。

そういや最近友達に会ってないなー。
友達っていう範囲がどこまでかよくわからないけど。
「ゼミの同級生」は“友達と同僚の間”っていう感じがしている。
そうさ俺達、ビジネスライクな学年。でも別に仲悪くもない。はず。
会社説明会とか行ってばっかりで、
家族以外は初対面の人に会ってばっかり。
こういう時期も人生において特殊なんじゃないかなあ。
特殊なことを一つ一つ楽しめるかどうかで
就活が楽しくなるかが決まる。
去年のコンペでも、特殊な自分を愉しんだことは結果的に良かったし。
大学で何を得たか!って言われると、それはグラフィックとか以上に、
「パッと見は辛い状況を精一杯楽しめる神経」
「下手なスケッチを人に見せる勇気」っていうスキルかもしれない。
今後「なんでもビジネスにできないかと考えるちゃっかり精神」とかも、
きっと必要になってくるんだろうね。