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喜びも束の間
2003年11月09日(日)

訳あって京都に行ってきた。
いやー、京都は遠いね。やっぱり、関東と関西は離れているね。
そんな普通のことだと思うんだが、やっぱりCMの影響で
京都は「そうだ、」感覚で行けるもんだと錯覚してしまう。
あれって正確に言うとかなりのプロセスだ。

『そうだ、まずみどりの窓口に行って
 それなりに高いお金を使って特急券と乗車券の購入したら
 東京・品川など新幹線の止まるお近くの駅(東京近郊の場合)まで
 在来線を駆使して予約した時間までになんとか辿り着いて、
 新幹線の自動改札に切符を二枚重ねて挿入して、
 自分の乗る電車が何番ホームに来るかを電光掲示板で確認して、
 指定された電車の指定された席に落ち着く前に
 邪魔にならないように荷物を棚に上げて、 
 座席に座って「座席、倒してもいいですか?」って後ろの席の人に
 一言ことわってからリクライニングシートを倒し、
 楽な姿勢で二時間半ほど暇を持て余して、京都行こう。』

結構大変だなー。でもCMの十五秒では伝えきれないから、
っていうか伝えたら「うわーめんどくさいなー、
京都行かなくていいや」ってかなりの人が思うだろうから
あえて「そうだ、京都行こう。」
なんで「私のお気に入り」(byサウンド・オブ・ミュージック)が
バックミュージックなのかも、さりげなく謎だもんなあ。
で、電車の達人を自称するはやさんが新幹線でまっさきにしたことは
電車大好きな漫才師・中川家の弟氏が以前ネタにしていた
「新幹線700系のぞみのトイレの流れる音」が
確かに「カァァァァッ、ズボォッ」てな音だったことを確認することだった。
あの人は本当に電車が好きなんだなあ。
専門以外に“大好きなこと”があると、芸の幅が広がるという良い例。

電車に関しては結構詳しいぜー、というつもりでいた私だが、
今回もまた予定の立て方に穴が多い、と帰るなり父に叱られる。
ちなみに「JRにトラブルがあって電車が止まったからしょうがない」
という普通の言い訳は、ここでは通用しない。
JRにトラブルなんて日常茶飯事じゃないかと(……)。
そこは確かに、詰めが甘かった感は否めない。
トラブルに遭おうとも、目的地に時間内にたどり着く計画を立て、
それを実行するためには手段を選ばないのがプロなのだ(?)。

そんな反省会を終えて、疲れ切って眠ろうとしたら、
さっそく家事の手伝いを頼まれる。
ああ日常だ。まぎれもなく、私の日々に帰ってきたのだ。