今日は絵を描いて、そして絵を描いて電車に乗って、 「すいません、ホントすいません」とひたすら謝罪し、 テンション高めに宴に参加したのちまた電車に乗って帰宅し、 そして絵を描いた。 目のあたりにヘンな鈍痛をおぼえて、 初めて体力がすり減ってる自分に気付いた。 しばらく忘れようとして忘れていたのだ。 男がつらいことを酒で忘れるように。 でも、そんなつらさは背中がものがたっているのだよ。 粉雪の舞う一本道を、傘も差さずに歩いてくあの背中がね。 (※8月最初の日記とはとても思えない文面) 「好きな花は?」と訊かれた際の 「ヒヤシンス!」という回答が忘れられない。 数ある花の中で、球根系とはお目が高い。 「好きなカレーは……」という自己紹介の形式も、今後確立したい。 ちなみに私は、好きなカレーは福神漬けです。 好きなハヤシはオムハヤシ。 好きな電車は、東急池上線。って答えてしまったけど、 意外と西武多摩川線もいいんだよね。是政行きだよ!是政。 JRには、正直ちょっと飽きている。 でも、京葉線も夏じゃなければ許せる。海と工場がたくさんで、 「うわー、東京にも海があるんだ!一応」という事実を確認できる。 他にも、総武線快速の虚無感漂うスピード感とか、 横浜線の期待以上ののどけさとか。 埼京線の冬景色なんて、富士山が見えて豪華絢爛! でもどれもこれも冬が旬だ。 電車で過ごす夏は嫌だ。 夏は冷房が効きすぎて、そのせいでコートを持ち歩いている。 とはいえ、冬が最高かっていうとそうでもなく。 冬は暖房が効きすぎて、ふくらはぎが低温火傷になりそうだ。 春はまごつく新入社員が多いし、秋は遠足の団体が多い。 そういう風に電車も悩みが尽きないから、住むとしたらちょっと嫌なのだ。 「あー、この電車、気付いたら木更津に着いてないかなー。」 そんなことを夢見ながら今日も帰る。 もし着くはずのない電車が木更津に着くようなことがあったら、 それはジャックされているのかもしれない。線路を造ってでも、逃亡。 修理に出していた携帯電話が帰ってくるという。 意外と早い。 まあ、お兄ちゃん帰ってきてたの?と、男はつらいよ風。 気付いたら、だんご屋の店先の雑踏の中にふらりといる。 そんな風に帰宅するのが夢だ。 ただ問題として、うちは店ではない。近くに雑踏もない。 俺もつらい男になりたいぜ。 なりたいぜ? いや、やっぱりいいです。 |