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泣き面フラメンコ
2003年07月27日(日)

また携帯が壊れた。
帰宅して、いつものようにごはんを食べていた時のことだった。
最近は家族の夕飯に大きく間に合わないので、
まず準備したり材料を揃えたりの段階が増えていて、やっと食事になる。
明日あたりはコンビニ弁当でも買っとくか、自宅生なのに、
みたいなネガティブなことを考えていた時だった。

ふと携帯を見る。沈黙している。
じつと携帯を見る。まだ沈黙している。
電源は。ボタンを押す。されど応へず。
……充電器に差し込んでみたれども、何らリアクションがないではないか。
ひょっとしてまた壊れたんだろうか。というか、壊れた感じの空気だ。

また変えることになるんだろうか?番号まで?いやいやそれは。
機種・番号を変えてからやっと二週間。
ようやく使い方を覚えてきたところなのに。
〆切前なのに。……こういうのを泣き面に蜂というが、
あえて蜂じゃないものがいいよね。と考えてしまうのはなんなのか、
なんか天の邪鬼なんだな。
私はこういうフレーズをついついひねり、またさらに
ひねりにひねりを加えてクエン酸をかけるような所がある。
よけいなコストがかかっている感じがするが、またそれも一興。

『泣き面に』……うーんそうだな、『恩師』。
大変だぜ。泣いてる時に、昔の先生とばったり再会した日にゃ。
「あっ、おぴさしぶりれす」とか、
鼻詰まってんのに気を遣いながら涙も拭いて。忙しいったら。
先生も気まずいよな。再会した教え子、泣いてるし。
お互い何から話していいもんか、空気の読み合いの応酬が始まるんだ。

『泣き面に恩師』 意味・不幸が起きた時に、それをフォローしようにも
            なんか気まずい状況のこと。

今回の携帯電話騒動なんてまさにそう。
「すいません、携帯壊れました」っていうメールや連絡、これからみんなに
出さなくちゃいけないのだ。
「あれ……コイツ、二週間くらい前も同じこと書いてなかったっけ」
そう思われるんだろうなー!
『携帯の扱いが荒い奴』もしくは『最近体から妙な電波を出し始めた奴』
っていうキャラだと思われるんだろうな。
どちらかというと、後者がいいけどな。
あー、災難な上に気まずいなーこりゃこりゃ!