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お疲れ歌唱曲
2003年07月17日(木)

まずい、ずーっと動悸が止まらないぞ。
これが恋ってやつなのか(いいえ)。
昨日の早起きが今日響いてるのだろうか、なんか体調がおかしい。
でも犬の散歩に行き、そして学校に行く。
体調がおかしくても、犬は散歩に行きたがる。
体調がおかしくても、学校は私を待っている。のかなぁ。

やることをひとつ終わらせては、やることがひとつ増え、
またひとつ終わらせては、もうひとつ降り積もる。
冬の街灯の下にたたずむマッチ売りの少女の
肩に、腕に、雪が降り積もるように、
私の脳天に用事が降り積もる。あー頭痛い!

時間もお金もあまりないのだが、カラオケに行きたい。
というか、歌が歌いたいのだ。単に。

歌と言えばカラオケ、っていう固定観念、
いつから着いてしまったんだろうなー。
高校時代なんか、学校の廊下でフツーに歌いながら歩いてた。
女子高って、そういう気質なんである。
全員が家族みたいなね。警戒の真逆の概念。
気がゆるみっぱなしで、何を企んでも自由なのさ。
もちろん、共学も気がゆるんでるし楽なんだけど、
別学と比べてしまうとどっか暗黙の緊張感が漂ってるように見える。
少なくとも私は女子高に居た頃よりは、突飛な行動を取りにくいと感じる。
それとも単に私が、大人扱いされる日常に溶けてしまっただけなんだろうか。
なんせわけもなく歌を歌いだすとか、意味もなく踊り出すとか、
そういうのがわりと普通だった。うちの高校では(えっ、他は違うか?)。

高校の頃は楽しかったが、とにかく体調が悪かった。
それで元気になったら、いつでも好きなときに
好きなだけ大きな声で歌が歌えると思ってたっけ。
果たして今の私には、そういう感じの暮らしができてるんだろうか。

今歌ってもいい声がでないな。そう感じることがある。
ベースとなる腹筋をしっかりと鍛えた上で、それと同時に
上手い具合に上半身の力を抜かないと、いい声は出ない。
どっちが欠けてもだめだと思う。
努力できて、余計な力を抜ける人。
そういう者に私はなりたい……ものだなあ。(ラストは宮澤賢治風)