出川哲朗ただ一人だけが、ウッチャンを『チェン』と呼ぶ。 そんな今日この頃、私は疲労困憊。 今日の気温が暖かめでよかった。昼ご飯をいつになく早食い。 懐かしい曲に再会した。 たった一ヶ月だけ中学受験に挑戦してみたことがあって、 ゆとりのない生活を送っていた頃のこと。 学校で放課後の補習を終え、帰り道の駅で母と待ち合わせ、 ファーストフードで軽い食事を済ませてから、 母にランドセルを預けて、塾のカバンを受け取って塾へ。 その時のファーストフードでよくかかっていた曲だった。 シソソミソーシララーレララー♪、っていう サビの旋律しか覚えていなかったのだが、 「あれ?知ってるな」と思って曲名を確認する。 サザンの「Ya Ya(あの時代を忘れない)」という曲だった。 若い頃はよかったよなあ、というような内容の歌詞だが、 私はこれを聴くと中学受験を思い出す。 今現在でっかい〆切に追われてピンチの私だが、 あの当時のことを考えたら何だって乗り切れる気がする。 あの頃はよかったなんて言える時代は、私にはまだ来ちゃいけないのだ。 「若い頃はよかった」と年上の人達が言うたびに積もったのは、 「この先年取ると、今以上にろくなことないのかな?」という恐怖。 なんだよー、この先生きていくのが怖いじゃん!脅かすなよ!と思った。 本当はそんなこともない、ただ人はいつも無い物ねだりなだけなのだ。 それに若い人は往々にして可能性という宝物を見過ごすので、 それがよく見える年になってから「よかった」って言うんだろうな。 若いなら若いなりに、相応の苦しみがあるように思う。 そうさ今日は大学入試のセンター試験。 受験というのはいつであれ厄介なもんだ。 一番辛かったのが中学受験。 会場が寒かった高校受験。 体に気を遣っていた大学受験。 覚えていない小学校。思い出したくない院。 ……意外と受験に縁があるんだろうか? よく考えたら多めに経験している。 学校が似合うタイプじゃないと思ってきたけれど、 最近型にはまった普通の人間になりつつある! うちの学校を普通に楽しめるなんて、そういえばおかしいじゃないか。 もっとヤバイ人間になりたかったはずなのに。 「はやさんが来たので今日は休講にします!」って言われるくらいのさぁ。 授業にちゃんと出ていい人間じゃないのよ、本当は。精神的には。 まぁパッと見はただの人でも、精神的に暴れん坊ならそれでいいのだが。 そのうち時が経つとこういう懸念に溢れた精神状態が風化してしまいそうで、 しまいに「あの頃はよかった」。それだけは避けたい! 受験期や〆切前のフラストレーション状態において良いところは、 本当にやりたいことが雲間から覗くことがある、という点。 くたくたに疲れても体をこわしても、〆切はナイルの洪水のように 豊かな土壌をもたらすのだ。きっと。 |