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夢とゆとりの町・『はやさん』
2002年12月09日(月)

雪の中をバイトへ行く。
電車が止まっていようと、私は進む。
普段なら一時間強で着くはずのところ、
三時間弱で到着。早めに出たものの遅刻だった。
まっ、こんなもんか。
非常時の電車は混んでいるけれど、どっこい私も慣れている。

東北の電車は雪でもびくともしないという。
九州の人々は台風でも動じないという。
そりゃそうだ。御土地柄だ。
関東はなにもかも生ぬるい。
だから、個性の強いミュージシャンの発生率が低い。(のか?)
雨に風にと打たれ強くなれ関東よ!
「あー、そういや掛布って千葉出身だっけ」などと
うなずいてる場合じゃない。がんばれ関東平野。
日本の関東地方は世界有数の(多分)
電車通勤者を抱える地域なんだから、
もっとスーパーな態勢にしておけばいいのに。
これからの時代は、異常気象の時代なんだぞ。
それに耐えうるサラリーマン、そしてそれに耐えうる通勤電車。
“街を鍛えるならまず電車から”ということだ。

若い頃は雪というと休校のシンボルだったから
飛び跳ねて喜んだもんだが……最近はどうにも
喜べなくて切ないばかり。心に趣が不足しているのだ。
ああ雪だけど、犬の散歩行かなきゃ、ゴミ出さなきゃ、
みたいな現実に埋もれてしまって。特に雪の中の犬の散歩は
つらいんだな、これが(古いモルツのCMより)。
雪を見て一句詠むくらいの気持ちが必要だ。
「香炉峰の雪は簾をかかげてみる」みたいなこと、
さらっと言えたらなあ。

吉幾三氏の「新日本ハウス」のCMソングが相変わらず気になる。
あれから秋が過ぎて冬になって雪が街を白く染めても、
相変わらず気になる。タイトルは「Dream」。

 ♪住み慣れた 我が家に 花の香りを添えて〜
  優しく育った 樹木香りも入れて〜
  この町で〜 一番! 素敵で暮した〜い〜

香りが盛りだくさん!加えて、“町で一番”を目指す志の高さ。
タイトルどおりドリーミィなお話でございました。