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ずっと頑張るためには
2002年05月19日(日)

鼻づまりで眠りづらい日々。
風邪自体は治りつつあるのだろうが、
薬が今日で切れてしまうのでまた病院に行こう……と決意。

鼻づまりと喉の痛みと口内炎がひどいんだよね、
どれか一個でも治らないかな、とこぼしたところ
「ビオフェルミン飲め」「ロイヤルゼリー摂取しろ」
「蜂蜜が効くようだ」「野菜食べろ」「とにかく動け」←?、
といったアドバイスがバラバラに返ってきた。
どの意見が一番信憑性且つ即効性があるのかわからないが、
とりあえず全部試す。

久々に絵を描く。といっても、スケッチのようなさりげないものだ。
ここ最近、絵を描くというシンプルな行動を意外に忘れていた。
大学のあいだ、もっともっと絵を描いておくんだった。
学生時代に後悔が残っているとしたらそのことくらいだ。
合コンしとくんだった、とはやはり思わない。
前に人から「青春を楽しんでないなあ」と言われたが、
そういう言われ方は正直少し腹が立つ。
ただその人の楽しみと私の楽しみが違うだけだ。
十把一絡げにされるのが嫌いな人間なので、そう思ってしまう。

青春、という言葉の価値観だってそういえば違うもんだ。
私の青春は数年前に終わった感じだし、
やなせたかし氏の青春はまだ続いている気がする。
この前、NHKの番組で氏の取材をしていて驚いたばかり。
80歳を超える方だが、とにかく元気。
入院した翌日もミュージカルで歌ってしまう。
若い作家に負けないように、きちんと手作業で戦い続けている。
読みあげたばかりの五味太郎著の「大人問題」に、
大人に求められることは、生涯本当に現役であること。
何かをわかった、と言い切ってみることではなく、
何かをわかろうと追い求め続けること。だというような
意味の言葉があったが、この方もそういう大人の一人かな、と。

肩書きは向上意欲を邪魔するんだろうか、と思う。
たとえば、いい学校に受かった、という肩書き。
高い給料をもらえる立場である、という肩書き。
そういう安心感が人をダメにするし、
ダメになった人を見て育つ子供もダメになっていく。

……でも、あんまり安心感がなさすぎるというのもギスギスするよなあ。
と、テストの成績順に座席が決められていたNという塾を思い出し。
どのくらいの緊張感が、頑張り続けるのにちょうど良いんだろう。