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粋だろ、粋っ。
2002年05月10日(金)

朝の電車に、マナーの悪い集団が乗り込んできた。
もし私に安岡力也ばりのガタイがあったなら
「静かにしてくれねぇか」の一言と眼力で
黙らせることができたのに……無念。

学校は久々。卒研に向けて本腰入れなくてはならない。
色々とやることが加算されていく。
しかし学校というフィールドだけでなく、それ以外の場にも
これから出ていかないと、という必要性を感じるので
今後ますます忙しくなるのは仕方がない。
未使用のエネルギーはまだまだあるはずだ。

頭痛が軽く鈍く続いていた。
眠気ゆえかもしれない(朝の電車で眠れなかったせいだ)。
家族以外の人間とちゃんと喋ったのが久々で、
以前と比べて自分の声が出なくなっていた。
腹筋が弱っている……鍛えたい。

雨が降っていて寒い。
5月にしては寒すぎだよ、とみんな言う。
そういう風にみんなが言ううちはまだ大丈夫だな、と思った。
みんな「いわゆる5月」のイメージを共有できているから。
近い将来、もはや「本来の5月の気温」を覚えている人間が
いなくなるかもしれないから怖い。異常気象が日常になるのだ。

異常と言えば、今日はS嬢が妙に爆笑していた。
パンフレットの校正の時に「イキ」(一度修正して×を付けたところを
やはり修正無しでそのまま原稿にする、という指示を意味する用語)という
言葉が書いてあった。
それを彼女は「粋」と勘違いした。
……粋な文章、そして粋な画像。
いよっ、粋だね大将!!
それが笑いのツボにジャストフィットしたらしく、
大笑いし続けていた。普段物静かなだけに新鮮。
いつも大人しめの人々の中にこそ、才能(?)があるのかもしれないと予感。
そして、そんな金の卵を発掘したくて仕方ない私。
みんな仲間にならないかい!?(余計な勧誘)

いき【粋】
 (「意気」から転じた語)
1:気持や身なりのさっぱりとあかぬけていて、しかも
  色気をもっていること。
  伎、浮名横櫛「その粋(すい)な多左衛門どのなればこそ、
  かうした――なお富さんを」
2:人情の表裏に通じ、特に遊里・遊興に関して精通して
  いること。また、遊里・遊興のこと。「――筋」 ⇔野暮(やぼ)

はやさんの面白広辞苑コーナー、
こんなところで復活(以前、某掲示板で連載していた)。
いつもポケットに広辞苑。などと言いつつ、今日は
孵る帰るとき傘と共に辞書を忘れそうになった。ドンマイ自分。
しかし「さっぱり」なのに「色気」は難しい。
口溶けのよいガトーショコラを作るくらい大変なのだろう、粋とは。

そういえばうちの妹、「粋」を思いっきり「わく」と読んでいた。(×枠)