TOYOTAに乗らなかった日

2002年02月03日(日)

今日はオールトヨタモーターショーに行った。
なぜかというと、
①幕張のモーターショーに行こうか迷って結局行かなかった。
②今日は雨が降っているので人が少ないと見込んだ。
③さいたまスーパーアリーナとやらに一度入ってみたかった。
④入場無料だった。
　　　　……とまあ、そのあたりの理由である。
会場は広かった。広い空間と客席がたくさんある会場に、
車があった。人もいた。（小学生の絵日記以下の描写力）
へぇー、トヨタってなんかすごいんだよなー、と
「すごく有名な車の会社です」以外に
「街の名前になってるんだよね」位のことしか
トヨタに関する知識を持っていなかった自分に気が付いていると、
アンケート用紙を渡された。

『今回展示された市販車の中で、興味があった車が
　ありましたらご記入ください。』
「……」
確かに車はたくさんあるなぁ。それは予想通りだ。
周りは子供連れやカップル連れの男性が主流で、
試しに中に乗ってみたりしている。
みんな車が好きか。そうかい、そうかい。
お前は、車だよ。
お前も、車だよ。
車として、生きていけばいいじゃないか。
誰かに喜ばれて生きて、精一杯命を全うすればいいじゃないか。
私？いや私は車ではないけれど、命ある限り生きていくさ。
それぞれが、かけがえのないONE……みんな、生きていく。
みんなみんな、ありがとう！
……といった気分になり、そこは記入しなかった。
（早い話が、車のことはよく解らない。まぁ、生きてくれ。）

アンケートの次の欄。
『現在、お乗りの車と、その車を購入された販売店をお聞かせください。』
「……」
車は乗らない。自転車さえ乗らない。
父親は車に乗るが、何の車だったか忘れた。
移動手段は歩きか電車か飛行機に限ると思う。車やカヌーなどは苦手だ。

アンケートの最後の欄。
『本日のモーターショーはいかがでしたか。』
「……」
それはこっちが聞きたかった。どうだったんだ？

車のデザインをやっている人の話を聞くとき、
いつも「？」という気持ちで聞いてきた。
車は未だに『大きさ・色・用途・古さ』くらいでしか
区別できないし、一番好きな車はと訊かれれば
１６年前から『コンクリートミキサー車』と答えている。
乗るのも苦手、免許もない。
だがモーターショーがあるといえば出かける、
車が好きな人が確実にいる。
車のデザインに一生を捧げる人もいる。
私にはその気持ちはよくわからないが、
その私はこれから何にこだわるんだろうなぁ。