課題のレポートと頼まれた仕事を片付ける。 ……どちらも、それなりに精一杯やったつもりだが それも現時点での話。じきにアラに気付くのだ。 自分がもう一人いたら、と思う。 自分の仕事を客観的に見られる人はその仕事のプロであり、 自分の人生を客観的に見られる人は人生のプロだ。 もう一人の自分が現れて、問題点を指摘してくれたら いいのに……できればおもしろおかしく。 そいつがツッコミで私がボケ。 「なに眠ってんだよ」 「そこでサボるなって」 「どんだけ連休に期待してんだよ」 「そっちの意味の努力かよ」 「民間療法信じすぎだよ」 「電車ひとすじでいいのかよ」……etc、 ひとり漫才のような日々になるだろうなぁ。 …………あっ、やっぱり嫌だなそれも。 自分にツッコむのは良くも悪くも自分ひとりでたくさんだ。 とりあえず提出物は終わったが、 一番問題の物が残った。 数学のテスト勉強だ。 にも関わらず喉が痛い。 これは…………小さなピンチかもしれぬ。 さらに、のど飴を舐めたら、口の中で生じた破片で 舌を切った。切なさ倍増。 |